LEGEND OF DIAMONDS メゾンのスタイルが凝縮した至高のダイヤモンドジュエリー LEGEND OF DIAMONDS メゾンのスタイルが凝縮した至高のダイヤモンドジュエリー

2022年、宝飾界に衝撃を与えるハイジュエリーコレクション
「レジェンド・オブ・ダイヤモンド」がヴァン クリーフ&アーペルより発表されました。
第1章〝25ミステリーセット ジュエルズ″、
第2章〝ホワイト ダイヤモンド ヴァリエーション″
2つ作品群からなる新作は、メゾンが創業時からその美の極みを追い求め、
情熱を捧げてきたダイヤモンド ジュエリーの最高峰といえるもの。
この先長く語り継がれるであろう伝説のコレクションの誕生をご紹介いたします。

Atours Mystérieux Atours Mystérieux
エモーショナルな79.35ctの輝き エモーショナルな79.35ctの輝き

コレクション中最大のオーバルカットのダイヤモンドが57のファセットによって煌めきを増し、見る者を光の世界に引き込みます。メゾンが誇る専門技術〝トラディショナル ミステリーセット″、〝インディビジュアル ミステリーセット″によるなめらかで鮮やかなルビーとのコントラストで、高貴なダイヤモンドの威光がさらに高まって。優しく首に沿うダイヤモンドとルビーが渦巻くようなデザインは、メゾンの遺産である1930年代のクリエイションから想を得たもの。

「アトゥール ミステリユー」ネックレス (WG×RG×ダイヤモンド×ルビー) 参考商品

第1章 稀代の原石から生まれたコレクション〝25ミステリーセット ジュエルズ″ 第1章 稀代の原石から生まれたコレクション〝25ミステリーセット ジュエルズ″

始まりは2018年。アフリカ南部、レソト王国のレツェン鉱山で、910カラットというダイヤモンドの原石が採掘されました。この品質のダイヤモンドとしては史上5番目に位置づけられ、〝レソト レジェンド〟と名づけられたその原石は、運命的に「ヴァン クリーフ&アーペル」に委ねられました。

〝レソト レジェンド〟は完全なDカラー、美しい結晶、そして誰もが求めるタイプ2A。世界のダイヤモンド産出量のうち2パーセント未満しか存在しないタイプ2Aダイヤモンドは、不純元素を含まず素晴らしく透明です。その原石を専門の職人がカットし、一つ一つファセットを磨き上げ、究極の輝きを与えます。数々の段階を踏み、元の原石の大きさの約半分が削り落とされ、67石、計441.75カラットのダイヤモンドが誕生しました。セッティングは原石の強い輝きとカッティングの優雅さを引き出すようデザインされ、メゾンのスタイルと専門性を象徴する〝ミステリーセット〟技術を駆使。こうして25点のハイジュエリーが生まれたのです。

ヴィヴィッドに生きる現代女性のために作られたハイジュエリー。身につけるとその迫力があらためてわかるダイヤモンドは圧巻ながら、澄んだ水のような軽やかさを湛えて。センターダイヤモンドは取り外してチェーンで装着することができ、さらにミステリーセットのルビーのモチーフをネックレスに付けることも可能なトランスフォーマブル。ネックレスは上と同じ。

©Van Cleef & Arpels SA 2022-by Marc de Groot ©Van Cleef & Arpels SA 2022-by Marc de Groot

ヴィヴィッドに生きる現代女性のために作られたハイジュエリー。身につけるとその迫力があらためてわかるダイヤモンドは圧巻ながら、澄んだ水のような軽やかさを湛えて。センターダイヤモンドは取り外してチェーンで装着することができ、さらにミステリーセットのルビーのモチーフをネックレスに付けることも可能なトランスフォーマブル。ネックレスは上と同じ。

25 Mystery Set Jewels 910ctの原石との出合いから始まった比類なきダイヤモンド・コレクションの誕生 25 Mystery Set Jewels 910ctの原石との出合いから始まった比類なきダイヤモンド・コレクションの誕生
©Van Cleef & Arpels SA 2022

上質なダイヤモンドの巨原石の産地として知られるレツェン鉱山で採掘された、910ctの〝レソト レジェンド″。この鉱山は持続可能な開発に取り組み、ダイヤモンドのトレーサビリティを確立させています。

〝レソト レジェンド″とメゾンの新たなる挑戦

伝説の石とは、歴史の中で愛でられ、収集され、受け継がれ、さらにその美を高めてゆくもの。ヴァン クリーフ&アーペルの歴史には、宝飾の世界を彩る類い稀なダイヤモンドにまつわる物語がいくつも刻まれてきました。そして新たに、未来へ紡がれてゆく〝レソト レジェンド〟との物語。

伝説の石と出合った時のことを、プレジデント兼CEOのニコラ・ボス氏はこう回想します。
「長年一緒に仕事をしているダイヤモンド ディーラー、ジャン=ジャック・タシェ氏からこのダイヤモンドが発見されたことを聞き、現地に駆けつけました。原石に触れるというのはとても象徴的なことです。とはいえ、原石は通常それほど魅力的なものには見えません。カットして磨いて初めて美しく輝くものですから。けれども、この原石はすでに非常にクオリティの高いものだとすぐにわかりました。私たちの世界の言葉で『open the window』と呼ぶポエティックなプロセスがあります。粗野な原石の表面のごく一部をカラット数が損なわれない程度に磨いて内側を見るのです。それは本当に〝マジック〟といえる瞬間でした。まるで『不思議の国のアリス』になった気分。とてもエキサイティングで、大きな可能性を感じました。と同時に、将来の約束事を交わすような心持ちになりました。『美しい物語を後世に伝えることができる』と。歴史的なダイヤモンドが見つかった時というのは、その大きさや価値に焦点が当てられがちです。けれどもヴァン クリーフ&アーペルは、ダイヤモンドを中心とした物語、ダイヤモンド ジュエリーのコレクションを作りたいと思いました。〝レソト レジェンド〟はそのスターティングポイント。これをもとにメゾンのクラフツマンシップやクリエイションを加え、美しくありながら予定調和でないコレクションをどう作り上げるか、を考え抜きました」

「奇跡の石の内部を初めて覗いた時、『不思議の国』で魔法を見たかのようにその美しさに胸が高鳴りました」 ニコラ・ボス(ヴァン クリーフ&アーペル プレジデント兼CEO) 「奇跡の石の内部を初めて覗いた時、『不思議の国』で魔法を見たかのようにその美しさに胸が高鳴りました」 ニコラ・ボス(ヴァン クリーフ&アーペル プレジデント兼CEO)
©Van Cleef & Arpels SA 2022

上質なダイヤモンドの巨原石の産地として知られるレツェン鉱山で採掘された、910ctの〝レソト レジェンド″。この鉱山は持続可能な開発に取り組み、ダイヤモンドのトレーサビリティを確立させています。

宝飾メゾンは基本的に、ジュエリーに適したカットや研磨がすでに施された宝石を扱います。原石の採掘からコレクションの完成まで、メゾンが一貫してプロジェクトに関わるのは、ここ数十年では今回が初めてのこと。〝レソト レジェンド〟とヴァン クリーフ&アーペルとの縁をつないだ人物、高名なダイヤモンド ディーラーのタシェ氏(前出)は語ります。
「私にとって、ヴァン クリーフ&アーペルは、このダイヤモンドの美しさを最も引き立ててくれるジュエラーでした。メゾンから、このダイヤモンドを中心としたコレクションの話を聞いた時、とても興味深い試みになるだろうと確信したのです」

独自のスタイルを叶える卓越したクラフツマンシップ

では、ヴァン クリーフ&アーペルならではのコレクションとはいかなるものでしょう。それは、約1年を費やして生まれた最高ランクの品質の79.35カラットをはじめとする67石のダイヤモンドを、宝石を留める金属が外からまったく見えないという、メゾンが誇る超絶技巧、ミステリーセットで仕上げること。メゾン独自のスタイルを具現化した、ヴァン クリーフ&アーペルだけが成し得るクリエイションでした。

「この着想は2つの理由に基づいています」とボス氏は語ります。
「まず、この技術がメゾンのシグニチャー、象徴であること。そして美的に最も効果的だからです。ホワイトダイヤモンドが使われたジュエリーでは、反射しすぎてメインのダイヤモンドがはっきり見えないことがあるのですが、鮮やかなルビー、エメラルドなどのミステリーセットの石とのコントラストによって、ダイヤモンドのカットやラインといったディテールが引き立ち、アイデンティティを強めることができるのです。今回、メインのダイヤモンドはオーバル、ラウンド、ペア、エメラルド、アッシャーと異なるシェイプで個性を持っています。ミステリーセットも、スクエアカット、バフトップカットなど多彩なテクニックを加えて多様性を表現しました。原石との出合いから完成まで約4年を費やしたこのコレクションは、私の誇りです」

©Van Cleef & Arpels SA 2022-by Marc de Groot
©Van Cleef & Arpels SA 2022-by Marc de Groot

「レジェンド オブ ダイヤモンド」コレクションを象徴する一枚のビジュアル。あえてアイコンとなる1人のセレブリティを設定せず、さまざまな国籍、年齢、個性を持つ12名のモデルたちが穏やかなアースカラーのドレスをまとい、自然体で25点のマスターピースを身につけています。世界中のあらゆる女性が主役であるというメッセージが込められているような、誰しもが夢と親しみを抱くことができる美しい群像です。

歴史的なプロジェクトに取り組んだボス氏は、同時にこのような思いも抱いていました。
「もちろんとても稀で、記憶に残るコレクションであることは間違いありません。けれども、近寄りがたいものにはしたくありませんでした。ジュエリーを身につけたモデルたちは、年齢やバックグラウンドが異なり、さまざまなアチチュードを体現していますが、皆、自然体です。リアルな温かみのある人物像こそ、このコレクションを紹介するのにふさわしいものだと思っています」

Van Creef & Arpels OFFICIAL SITE

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〝クチュール″からのインスピレーションの最新形

ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーは、常に時代の文化や芸術と結びついているのが特徴のひとつ。なかでも、〝クチュール″は1920年代初めから、バレエと同様に常にインスピレーションの源です。リボンやドレープは時を超越したエレガンスを体現するモチーフとして、サヴォアフェールを凝らした詩情溢れるジュエリーに昇華されてきました。そして今回のコレクションでは、ミステリーセットを駆使することで、布地特有の柔らかさや躍動感をいっそうリアルに再現することが可能に。鮮やかな貴石とダイヤモンドが共鳴し引き立て合う、クリップの新たな名作が誕生しました。

クチュール全盛期のドレープドレス。左/1957年の「ディオール」。右/1962年の「マダム・グレ」。

Photo by gettyimages Photo by gettyimages
たおやかな絹の動感を永遠の煌めきに

1950年代のクチュールから想を得たメゾン伝統のデザインを進化させて。緩やかに流れ落ちるドレープの優美を宝石でここまで繊細に表現できたのは、精緻なミステリーセットとスノーセットの賜物。3石のペアカットダイヤモンドは左から1.73ct、1.26ct、1.09ctと微妙に大きさを変え、個々に揺れるベゼルにセットされていることで、端々しい配色の意匠全体に、さらなる立体感と動感をもたらしています。

「ドラペリィ ミステリユーズ」クリップ(WG×RG×ダイヤモンド×エメラルド×サファイア) 参考商品

Draperie Mystérieuse
Double Ruban Mysterieux
豪奢にして軽やか――究極のエレガンス

凜として澄明な煌めきを湛えるエメラルドカット、3.08ctのセンターダイヤモンドを、軽やかにカップルダンスを踊る2本のリボンが抱いているようなデザイン。バフトップを施したルビーをトラディショナル ミステリーセットで連ねることでベルベットのような質感が生まれ、赤と白の対比がいっそう鮮烈に。ピンクサファイアが彩りをより豊かにし、センターダイヤモンドをくっきり浮かび上がらせています。

「ドゥーブルリュバン ミステリユー」クリップ(WG×RG×ダイヤモンド×ルビー×ピンクサファイア) 参考商品

メゾンの卓越した技術を継承し、斬新な美を創出する職人の手技

ミステリーセットとは、ヴァン クリーフ&アーペルが生み出し、1933年に特許を取得した、〝宝飾界の偉業〟ともいわれる宝石のセット技法。通常、宝石を台座に留めるのに必要な金属の爪が外から全く見えない不可思議さから、〝ミステリー〟と名づけられました。宝石をいかに美しく見せるかを追求するメゾンが考え出したのは、宝石の下部側面に細い溝を掘り、金属レールを通して留めるという技術。特に曲面全体になめらかに石をセットしていくのは至難の業です。緻密を極めるこの作業は、ヴァンドーム広場のハイジュエリー工房で働くメゾン専属の職人の中でも限られた職人のみが受け継いでおり、ジュエラー、宝石細工、セッティング、研磨など各専門職人の連携も必要。すべての作品をこのミステリーセットで仕上げるという大きな挑戦を、卓越した職人たちが共同で、トラディショナル ミステリーセットにファセットカットやバフトップを用いるなどさらに技術を進化させることで、完璧に成し遂げたのです。

制作過程01
制作過程01

ゴールドのレールに、正確な大きさにカットされた石をトラディショナルミステリーセットで嵌めていく曲線面もなめらかに仕上げることが可能に。©Van Cleef & Arpels 2022

制作過程02
制作過程02

「アトゥールミステリユー」ネックレスのつけ替え可能なモチーフに、インディビジュアルミステリーセットでオーバルカットのルビーを敷き詰めて。©Van Cleef & Arpels 2022

制作過程03
制作過程03

25の作品は計3万時間以上かけて作り上げられました。©Van Cleef & Arpels 2022

制作過程04
制作過程04

どの作品も事前に綿密なデッサン、模型が作られます。©Van Cleef & Arpels 2022

制作過程05
制作過程05

「シェブロンミステリユー」ネックレスのレールの制作過程。©Van Cleef & Arpels 2022

制作過程06
制作過程06

「アントレラミステリユー」ブレスレット。©Van Cleef & Arpels 2022

制作過程07
制作過程07

職人の手作業で、作品の究極の輝きを引き出して。©Van Cleef & Arpels 2022

Chevron Mystérieux Chevron Mystérieux
サヴォアフェールの結晶歴史に名を残す名品 サヴォアフェールの結晶歴史に名を残す名品

1950年代のクチュールに多く見られた、交差する襟から着想。3石のペアカットダイヤモンド(31.24ct、12.18ct、12.07ct)の神々しさに目を奪われますが、とても繊細なエメラルドをミステリーセットに用いるという初めての試みが叶えた軽やかな着け心地も格別。さらに驚くべきは、中央のダイヤモンドモチーフは取り外してペンダントに、両側はイヤリングになど6通りに姿を変えるデザイン。常に高みを目指すメゾンが生んだ至高のジュエリーです。

「シェブロン ミステリユー」ネックレス (WG×RG×ダイヤモンド×エメラルド×サファイア) 参考商品

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