知っておくともっと時計を楽しめる 美しい時計12の話 自慢の腕時計がさらに愛らしくなるのは、その裏に隠されたエピソードがあってこそ。時代を超越して輝く美しい腕時計には、時計づくりに情熱を注いだ偉人たちの魂が宿っています。
10.旅する時計のはじまりを知る
LONGINES(ロンジン)
母国のホームタイムに加えて、もう1つの第二時刻を表示することができるGMTウォッチ。渡航先のローカルタイムもわかる腕時計は旅好きには欠かせないパートナーですが、このGMTウォッチはいつ頃生まれたものなのでしょう。

その答えを教えてくれるのが190年以上の歴史を誇る老舗時計メゾン「ロンジン」です。ロンジンは、1908年に時分針が2つずつ備わる実用的な懐中時計を開発。マルチゾーン機構の先駆けとなり、1925年には2つのタイムゾーン時刻を表示する初の腕時計「ZuluTime」を発表しました。
先端がゴールドカラーのGMT針によってホームタイムを、回転ベゼルのローズゴールドキャップのインサートに刻まれた24時間表示で第三時間帯を表示。「ロンジン スピリット ZULU TIME 1925 」(SS×ローズゴールド、ケース径39ミリ、NATOストラップ付属、自動巻き)66万7700円/ロンジン(ロンジン TEL 03-6254-7350)
なおGMTとはGreenwich Mean Timeの頭文字をとった略称。世界のタイムゾーンの起点となる本初子午線が通るロンドン南東部のグリニッジ天文台における時刻(グリニッジ標準時)を意味し、1884年に制定されました。
Takashi Mizoguchi /PIXTA(ピクスタ)
タイム計測のために生まれた「クロノグラフ」の名手として知られるロンジンは、実はGMTウォッチの生みの親でもあったのです。
知っておくともっと時計を楽しめる 美しい時計12の話
1)ローマの情景をとじ込めた名作がある
2)美しく、そして軽量。セラミックという快適
3)貴方の旅のお供とお揃い?
4)ダ・ヴィンチが愛した手法で美しい時計を
5)日本に初めて来た時計って?
6)和モデルは世界でも話題
7)時計界アカデミー賞の栄冠に
8)最も品格があるのは“2針”の時計
9)ユーモアのキャンバスにも
10)旅する時計のはじまりを知る
この記事の掲載号
『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』
2026年6月6日発行号(非売品/Free)

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