その価値は、歴史と技術にあり──美しき、物語のある腕時計 腕時計とは、時を知るためのツール。正確な時間が知りたいだけなら、時計選びに、それほど迷うことはありません。私たちが、腕時計にそれ以上の“何か”を求めるのは何百年という歴史を誇る老舗メゾンの圧倒的なストーリーに、ロマンを感じるから。時代を超越した普遍の価値、それこそが、真の美しい時計と言えるかもしれません。
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ジュエリーウォッチという芸術
ただ時を知らせるのではなく、手に取るだけで心を高揚させてくれる美しきタイムピースの数々。最先端のウォッチメイキングと芸術的なサヴォアフェール──、各メゾンの技術を注ぎ込んだ、夢溢れるジュエリーウォッチの世界をご紹介します。
CARTIER(カルティエ)

「パンテール」ジュエリーウォッチ(WG×ダイヤモンド×オニキス×エメラルド、縦17.9×横17.6ミリ、クォーツ、2025年9月発売予定)3260万4000円<予定価格>(カルティエ カスタマー サービスセンター フリーダイヤル 0120-1847-00 URL:https://www.cartier.jp/)
独創的なデザインに戯れる「パンテール」の愛おしい姿
1914年にブラックオニキスとダイヤモンドを用いたグラフィカルなウォッチとして登場した「パンテール」。その後1930年代にジュエリーを統括していたジャンヌ・トゥーサンの手により、パンテールは美しく進化し、メゾンの揺るぎなきシンボルとして君臨することとなりました。
2025年は文字盤をブレスレットの一部に取り込み、文字盤とパンテールを対にかたどった“トワエ モワ”スタイルの時計が登場。滑らかな毛並みと流麗なしなやかさを湛えた彫刻のような美しさが目を奪います。
パンテールが文字盤に戯れ、とびかかるような生命力溢れる躍動感に、メゾンの巧みなサヴォアフェールが覗きます。
BVLGARI(ブルガリ)

「セルペンティ エテルナ」(PG×ダイヤモンド、ケース幅24ミリ、クォーツ)1134万1000円<2025年9月発売予定>(ブルガリ・ジャパン フリーダイヤル 0120-030-142 URL:https://www.bulgari.com/)
モダンな美を纏った最先端の「セルペンティ」
毎年スイスで開催される、世界最大規模の時計博覧会「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」に、2025年万事を期して初参加した「ブルガリ」。同展にてブルガリは、1948年に手首に巻き付くジュエリーウォッチとしてデビューした「セルペンティ」を、よりアヴァンギャルドに進化させました。
登場したのは、デコラティブな要素を廃することで、いつまでも色褪せることのない永遠のデザインを追求したという「セルペンティ エテルナ」。ケースとブレスレットをつなぐシームレスな流線形のラインに、スノーセッティングのダイヤモンドがきらめきます。幾何学的で洗練された美しさが、身に着けるたびに手首を包み込みます。

この記事の掲載号
『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』
2025年6月7日発行号(非売品/Free)

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