その価値は、歴史と技術にあり──美しき、物語のある腕時計 腕時計とは、時を知るためのツール。正確な時間が知りたいだけなら、時計選びに、それほど迷うことはありません。私たちが、腕時計にそれ以上の“何か”を求めるのは何百年という歴史を誇る老舗メゾンの圧倒的なストーリーに、ロマンを感じるから。時代を超越した普遍の価値、それこそが、真の美しい時計と言えるかもしれません。
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ジュエリーウォッチという芸術
VAN CLEEF & ARPELS(ヴァン クリーフ & アーペル)
ただ時を知らせるのではなく、手に取るだけで心を高揚させてくれる美しきタイムピースの数々。最先端のウォッチメイキングと芸術的なサヴォアフェール──、各メゾンの技術を注ぎ込んだ、夢溢れるジュエリーウォッチの世界をご紹介します。

「レディ アーペル ポン デ ザムルー ウォッチ」(WG×ダイヤモンド×エナメル、アリゲーターストラップ、ケース径38ミリ、自動巻き)2270万4000円(ヴァンクリーフ&アーペル ル デスク フリーダイヤル 0120-10-1906 URL:https://www.vancleefarpels.com/)
“愛の物語”を紡ぐ永遠のタイムピース
1906年にヴァンドーム広場にブティックをオープンしたハイジュエラー、ヴァン クリーフ&アーペル。
巧みな匠の技で輝かしき宝飾時計を手掛けてきたメゾンは、創業100年の際に、詩情あふれる時間の流れを時計の機構を用いて表現する“ポエティック コンプリケーション”を発表。以降多くのモデルが生み出され、橋の上で愛を確かめ合う、恋人たちのランデヴーを描いたこちらの時計は、その代表作として愛されてきました。
レトログラード(扇形の表示を運針し、最後まで表示された後すぐにゼロリセットされ、再びスタートする仕組み)により、時を示す女性と分を示す男性が正午と真夜中に出会い、キスをします。文字盤を彩るのは、16世紀にリモージュで誕生した“グリザイユ エナメル”。
ダークカラーの背景にホワイトエナメルの粉を重ねることでコントラストと奥行き感溢れる、夜の幻想的な風景が完成しました。オンデマンドの操作も可能。
この記事の掲載号
『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』
2025年6月7日発行号(非売品/Free)

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