その価値は、歴史と技術にあり──美しき、物語のある腕時計 腕時計とは、時を知るためのツール。正確な時間が知りたいだけなら、時計選びに、それほど迷うことはありません。私たちが、腕時計にそれ以上の“何か”を求めるのは何百年という歴史を誇る老舗メゾンの圧倒的なストーリーに、ロマンを感じるから。時代を超越した普遍の価値、それこそが、真の美しい時計と言えるかもしれません。
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HUBLOT(ウブロ)
─SINCE 1980─
イタリア人のカルロ・クロッコがスイスで創業したウブロ。“船窓”の意味を持つブランドは、2005年から「アート・オブ・フュージョン」をテーマに、これまでにはなかった異素材の組み合わせや、多層構造の時計を製作。ブランド名に通じる独創的な時計シェイプと斬新な新素材で、高級時計の新時代を打ち出しました。
左・時計のケースだけではなく、ダイアルや針、そしてスポーティなライン入りのストラップに至るまで、落ち着きのある質感のブルーで統一。「ビッグ・バン ウニコ ペトロールブルーセラミック」(ペトロールブルーセラミック、ラバーストラップ、ケース径42ミリ、自動巻き)331万1000円 右・ケースの上下に取り付けられた台形のボタンを押せば、ストラップを簡単に交換することが可能。「ビッグ・バン ワンクリック ミントグリーンセラミック ダイヤモンド」(ミントグリーンセラミック×ダイヤモンド、ラバーストラップ、ケース径33ミリ、自動巻き)239万8000円(LVMHウォッチ・ジュエリージャパン ウブロ 電話 03-5635-7055 URL:https://www.hublot.com/)
イタリア人の創業者が伝統のスイス時計に革命をもたらした
腕時計のケースに採用される素材といえば、ゴールドやプラチナなどの貴金属と、ステンレススチールやチタンといった加工技術が確立されている素材。これらの硬い合金は、見た目の美しさと、加工のしやすさで選ばれてきました。しかし、いくら大事に使っていても表面に細かな傷が入ってしまうことは避けられません。
いつまでもピカピカを保っていたい……。そんなニーズに応える第三の時計素材が、セラミックです。セラミックケースは、スクラッチに強く、傷がつきにくいのが特徴。しかし初期には焼成の過程での色の安定が難しく、黒や白といった単色しかありませんでした。
そこにメスを入れたのが「ウブロ」。ハイテクセラミックで、鮮やかなブルーやレッドといった難易度の高いカラーを次々と実現。最新作ではニュアンスカラーのミントグリーンなども登場し、セラミック時計の可能性に挑戦し続けています。
この記事の掲載号
『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』
2025年6月7日発行号(非売品/Free)

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