輝きの真価──ジュエリーを持ち、継承する楽しみ── ジュエリーには、出合う喜び、身に着ける幸福感、そして時を超えて継承する資産価値という多面的な魅力があります。では、今、どのような宝飾品を選ぶべきなのか? 宝石に詳しく、市場を熟知する2人のスペシャリスト、ジュエリーアドバイザーの原田信之さんと、クリスティーズ・アジア・パシフィック宝石部門チェアマンのヴィッキー・セックさんに伺いました。
前回の記事はこちら→
時を超えて熱望されるハイジュエラーの名作たち
老舗ハイジュエラーによる代表作や、時代時代に作られた1点もののユニークピース。こうしたハイジュエリーの価値は年月が経っても変わることはなく、時代と人を超えて受け継がれます。オークションはもちろん、ジュエラー各々のヘリテージコレクションも近年市場で盛り上がりを見せています。
Cartier(カルティエ)

「色彩豊かな宝石を散りばめたカルティエのトゥッティフルッティ“インディア”のような、歴史ある老舗ジュエラーの名作といわれるユニークピースは、ジュエリーオークションでも高い評価がつきます。こちらは2000年代初期のカスタムメイドによる一点もので、約14億円で落札されました」(ヴィッキー・セックさん)。
ネックレス(ルビー×エメラルド×サファイア×ダイヤモンド×Pt×WG) フランス刻印あり 出展:クリスティーズ