〔特集〕職人技、石について深く識る もっとジュエリーを愛するために トップジュエラーたちが大切に継承し続ける、伝統の手技。そして、美的価値を高める稀少なジェムストーンへの徹底したこだわり。高度なジュエリーメイキングには、たゆまぬ努力がひそんでいるもの。秘められた舞台裏をのぞき見れば、よりジュエリーに愛着がわくはずです。
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【斬新な素材使いにも注目】
フェザーの存在感がドラマチックなデザイン。「エクストラヴァガント タッチ」ウォッチ(WG×ブラックオパール×サファイア×エメラルド×ダイヤモンド×フェザー、クォーツ)参考商品/ともにピアジェ(ピアジェ コンタクトセンター)
PIAGET(ピアジェ)
リアルな羽で色彩の妙味を生み出す[フェザーマルケトリ]
ネリー・ソニエは、羽根細工の伝統工芸を継承するフランスのアーティスト。メートルダールにも認定された実力派です。
ネリーとコラボレーションし、フェザーマルケトリで飾った時計やハイジュエリーを発表しているのは「ピアジェ」。マルケトリとは象嵌という意味で、自然に抜け落ちた鳥の羽根を集め、それらをごく小さく切って貼り、独特の美しさのある模様を描き出すのです。
フェザーを束ねてパーツを作る、職人ネリー・ソニエの手もと。
アイコニックなピアジェ・ローズをかたどったブローチでは、最適な羽根の組み合わせを見つけ出すのに数か月、制作には180時間が費やされたとか。羽根と宝石が優雅に共存する名品です。
羽の深く鮮やかなピンクがピアジェ・ローズの暖かな色彩を彷彿とさせる。「ライムライト ローズ エクストラオーディナリー」ブローチ兼ペンダント(PG×ルビー×ダイヤモンド×フェザー)2904万円
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