〔特集〕職人技、石について深く識る もっとジュエリーを愛するために トップジュエラーたちが大切に継承し続ける、伝統の手技。そして、美的価値を高める稀少なジェムストーンへの徹底したこだわり。高度なジュエリーメイキングには、たゆまぬ努力がひそんでいるもの。秘められた舞台裏をのぞき見れば、よりジュエリーに愛着がわくはずです。
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【石を知る】
ジュエリーの価値を高めるこだわりの素材選び。メゾンの美学とは?
左・「トライバル」ネックレス(WG×YG×ファンシーイエローダイヤモンド×ダイヤモンド)参考商品/グラフ(グラフダイヤモンズジャパン)右・3.13.51ctのファンシーインテンスイエローダイヤモンドが輝いて。「ギフト オブ ラブ」ネックレス(WG×YG×ファンシーイエローダイヤモンド×ダイヤモンド×サファイア×オニキス)参考商品/グラフ(グラフダイヤモンズジャパン)
GRAFF(グラフ)
追随を許さない鮮やかさを誇る[ファンシーイエローダイヤモンド]
完全なる無色のダイヤモンドには高い価値がありますが、「ファンシー」と冠される色鮮やかなダイヤモンドは、時にそれを超える価値を有することがあります。
これまで数々の重要なダイヤモンドを扱ってきた「グラフ」は、ファンシーヴィヴィッドピンクの「ザ グラフ ピンク」、ファンシーディープブルーの「ザ ヴィッテルスバッハ─グラフ」など、濃い色彩のめくるめくようなダイヤモンドを世に送り出してきました。
1974年に創業者ローレンス・グラフが入手した47.39カラットの「ザ スター オブ ボンベイ」は、ムガール帝国のマハラジャが所有したとされる稀代のイエローダイヤモンド。これを皮切りに、グラフはいくつもの歴史的ダイヤモンドを扱うことになったといいます。
太陽の輝きを思わせるイエローダイヤモンドの中でも、とりわけ彩度の高いファンシーヴィヴィッドイエロー、ファンシーインテンスイエローを厳選したグラフのハイジュエリーは、眺めているだけで心が浮き立つよう。
ダイヤモンドを極めて小さな爪でしっかりと固定する石留め職人の手もと。
世界各国の鉱山と独自のつながりを持ち、大粒の原石を自社でカットすることができるグラフだからこその、まばゆい黄金色のダイヤモンドです。
イエローダイヤモンドの色味が際立つよう、台座をイエローゴールドに。
(次回へ続く。
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