ジュエリー
2021/10/14
ようこそ、ジュエリー美術館へ 第19回(全20回) 見る人、装う人に愛と夢を与え、胸を高鳴らせるジュエリー。今、時代が、世界が、ジュエリーの持つポジティブなパワーを求めています。輝き、色彩、めくるめくデザインを集めた美術館の扉が、ここに開きます。前回の記事はこちら>>
移ろいゆく季節の中で私たちは、生きとし生けるものを慈しむ心を育んできました。日本人特有の美意識や想像力、その感性を形にする卓越した職人技を持つ日本のジュエラーの繊細な美の世界をご覧ください。
01.春 水彩画のように命の煌めきを描く巧みな色石づかい
02.夏 ダイヤモンドと真珠がもたらす花々のフレッシュな輝き
03.秋 金工細工と宝石が織り成す幽玄の美の世界
04.冬 自然の優しさを永遠の輝きに昇華
木の葉がはらはらと舞い散る――その一瞬の儚さを精緻に表現した逸品。「ギメル」のダイヤモンドの輝きの秘密は、最高品質の石を惜しみなく用いることだけでなく、地金をハニカム構造に抜きあらゆる角度から光を反射させる緻密なセッティング技法にもあります。
裏返せば楓の葉にはてんとう虫、虫食いの葉には青虫、アイビーの葉にはかたつむりが潜み、身につける人だけの贅沢な楽しみにも心奪われます。
02 澄んだエメラルドが輝く「パンテール ドゥ カルティエ」
04 吉田羊さん×トップメゾンのハイジュエリー。優美なる肖像
06 稀少なジュエリーに出合える「オークション」の現状と醍醐味
11 ダイヤモンドが輝く「ルイ・ヴィトン」のジュエリーウォッチ
20 板谷由夏さんが“粋”をまとう。エルサ・ペレッティ スタイル
撮影/栗本 光 スタイリング/阿部美恵 帯/きもの 円居 帯締め/道明
『家庭画報』2021年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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