ジュエリー見聞録 宝石史研究家・山口 遼さんの解説で、素晴らしいジュエリーとその見どころをお届けします。
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サファイアならではの色調の妙に魅せられて
解説/山口 遼(宝飾史研究家)
色石とダイヤモンドを組み合わせたネックレスとイヤリング、さまざまな宝石が使われているように見えますが、なんとすべてダイヤモンドとサファイア。実に巧妙なジュエリーです。
サファイアには、ほぼすべての色調が存在します。かつて赤みを帯びた石はすべてルビーと呼んでいましたが、現在では色の濃淡に応じてルビーとピンクサファイアに分類されます。
この「TASAKI」の新作が見事なのは、赤い系統のサファイアを除き、青や紫、緑、黄色、褐色などの絶妙な淡い色合いの石のみを使用したことにあります。色が異なるうえに、同じサイズとカットの石をこれだけ集めるのは大仕事です。多くの色を使いながらも渋い落ち着きがある、まさに日本人が好む作品でしょう。
イヤリングにも左右で色が異なるサファイアを用いていますが、ネックレスとのバランスがよく、合わせて着用することでより端正な印象になります。
素晴らしいのは石だけでなく、仕立てにもTASAKIのこだわりが詰まっています。ダイヤモンドと色石のセットに少し高低差をつけることで立体的に。さらにネックレスの裏側のジョイントを細かく施しているため、首まわりにぴったりと添う作りになっています。
一つのジュエリーに数多くの色石を使うのは色彩のバランスが難しいのですが、さすがはTASAKI。上品な華やかさを備える、実に渋い作品に仕上げましたね。
TASAKI(タサキ)
ファンシーカラーのサファイアが織りなす、洗練された色彩のグラデーションが美しいコレクション。内包物が極めて少ない、透明度の高いサファイアのみを使用。柔らかな光がゆっくりと移ろう様子をジュエリーに落とし込んでいます。「サファイア ネックレス」(K18WG×サファイア計41.21ct×ダイヤモンド計15.37ct)5500万円 「サファイア イヤリング」(K18WG×サファイア計1.93ct×ダイヤモンド計1.76ct)550万円/ともにTASAKI
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TEL:0120-111-446