「ブルガリ」が紡ぐ美の交響──新作「エクレティカ」コレクションに見る折衷主義の真髄
ブルガリはこのたび、ハイジュエリーとハイエンドウォッチの世界において、新たな美の芸術を紡ぎ出す新作コレクション「エクレティカ」を発表しました。
イタリアのハイジュエラー、ブルガリの歴史は1884年にローマのシスティーナ通りにオープンしたブティックから始まります。以来、メゾンでは優れた装飾技術と、幾層もの時代の記憶が折り重なるローマの街の文化が融合した美意識が紡がれてきました。最新コレクションは、その根幹とも言える「折衷主義」、イタリア語で「エクレティカ」をこれまで以上にのびやかに花開かせたコレクションです。ブルガリグループ CEOのジャン-クリストフ・ババンは言います。「このコレクションは、まさに私たちブルガリの精神を凝縮したもの。なぜなら、何世紀にもわたる芸術が共存し、互いに刺激を与え合い、常に新しい美を生み出しているローマそのものが折衷主義の象徴といえるからです」。
ブルガリの折衷主義、創造の方法論
古い宮殿の一室に立つと、異なる時代の意匠が違和感なく共存している光景に惹かれることがあります。折衷主義とはこのように、異なる時代や文化、様式を組み合わせ、響き合わせることで新しい価値を生み出す芸術的な姿勢です。ブルガリにおける折衷主義もまた、異なる要素が協調して新しい魅力を創造し続けています。しかしそれは異なる要素の単なる融合ではなく、それらの対比そのものを美へと昇華する創造の手法といえるでしょう。様々な文化、彫刻、絵画、建築といった芸術とその精神、色彩とフォルム──それらが重なり合い共鳴し、想像を超越した美を形づくります。
ここでは、「エクレティカ」コレクションのなかでも、卓越した「カポラヴォーリ(イタリア語で傑作の意)」と名付けられた作品をご紹介します。
©BVLGARI
「シークレット ガーデン ネックレス」
ローマの街に夕暮れが訪れるとき、人知れず清らかな美しさを湛える庭園は暖かい色調の透明な光に包まれます。「シークレット ガーデン ネックレス」はそんな華やかでありながら穏やかな風景を想像させます。ネックレスの中心にあしらわれたスリランカ産、26.65カラットのパパラチアサファイアは、ピンクとオレンジが溶け合う稀有な色調が夕暮れに染まる西の空のよう。バゲットカットとラウンドカットのダイヤモンドが生む光のリズムと、オニキスの陰影、エメラルドの彩りが重なり、絵画のような奥行きをもたらします。異なる要素が響き合い、一つの情景へと結ばれたこのネックレスには、ブルガリの折衷主義が確かに息づいています。
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「セルペンティ イルージオ ネックレス」
視覚のマジックがヘビの造形を浮き彫りにする「セルペンティ イルージオ ネックレス」は彫刻的なアプローチと抽象的な空間芸術が重なり合う、幻惑の美です。幾何学的なダイヤモンドの構成の中に配された、エメラルドとオニキスの流れるようなラインが立体感を生み出すと共に繊細なアクセントを添え、見る人の知覚を通してセルペンティ(ヘビ)の姿が浮かび上がります。セルペンティが守っているのは、14.01カラットのマダガスカル産アンティーククッションカットサファイア。見る人の視線を自然にセルペンティの頭部へ誘導するフォーカスポイントとなっています。
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「エクレクティック エンブレイス ハイジュエリー カラー」
イタリア、フィレンツェ近郊に建つサメッツァーノ城は折衷主義建築の傑作といわれています。その内装を飾る目の覚めるような幾何学的模様の装飾に呼応する「エクレクティック エンブレイス ハイジュエリー カラー」は折衷主義の本質を体現しています。色石一つひとつが丁寧に配置され、しなやかな着け心地とともに、構築美と優美さを両立しています。イスラム文化と融合したムーア様式の装飾に見られるモザイクやアラベスク文様に着想を得た異文化の意匠と、ブルガリの持つイタリア的な色彩感覚が出会い、単なる引用にとどまらず、新たな調和として結実しています。モジュール構造による建築的な均衡美の中心で存在感を放つのは10.12カラットもの八角形のコロンビア産エメラルド。
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「ノッテ ステラータ ディーヴァ ドリーム ハイエンドウォッチ」
ダイアルを覆うドーム型のガラスを覗き込むと、紀元前753年、永遠の都、ローマ建国の際に輝いていた星座に出会います。ブラックオパールのダイアルに広がるダイヤモンドとサファイア、ゴールドのラインで描かれた星景色。夜空の記憶を閉じ込めた「ノッテ ステラータ ディーヴァ ドリーム ハイエンドウォッチ」はローマにおける天文学の起源へのオマージュです。カラカラ浴場の床を飾るモザイク柄から着想を得た扇形モチーフが連なるブレスレットは手首にやさしく寄り添い、夜空の記憶と共に時間の流れを詩的に感じさせてくれます。
ブルガリ・ジャパン
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