ジュエリー

メゾンの伝統に根ざし古代ローマの様式を受け継ぐ「ブルガリ」至高のネックレス

2026.03.13

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ジュエリー見聞録 宝石史研究家・山口 遼さんの解説で、素晴らしいジュエリーとその見どころをお届けします。連載一覧へ>>

三角形の貴石が織りなす大胆なコンビネーション

解説/山口 遼(宝飾史研究家)

スピネルのピンク、ラピスラズリのブルー、それにダイヤモンド、僅かに見えるオニキスの黒、まことに絢爛豪華でカラフル、ブルガリならではのネックレスです。

全体を覆うデザインのテーマを、豊かな色の多彩さだけと思わないでください、デザインの中心は三角形です。


中央にちょっと変わったカットのピンクのスピネルをセットし、その下にイタリアのモザイクを思わせる、赤、青、黒と白の宝石を敷石状に埋め込んだパーツも三角、首周りの部分を構成するのも、全て三角形が基本です。こちらはスピネルの代わりに丸いルベライトをセットし、バフカットと呼ばれる奇抜なカットのラピスラズリとルベライトを、これも三角に交互にセットしています。三角形の一辺は丸みを帯びたものもありますが、全て基本は三角、さまざまな形の中で最も安定感のある三角という形状をうまく使っています。

ブルガリはその創業以来、多彩な色石を数多く使ったジュエリーで知られており、その組み合わせも実に大胆。このネックレスも赤と青という、大胆なコンビネーションを使っています。しかし、こうして見ますと、決して色だけを利用しているわけではない。イタリアに古くからある敷石状のパヴェもしっかりと応用していますし、よく見ますと非常にクラシカルなデザインを使っていることが分かります。このネックレス、古典的なデザインに斬新さを取り入れた、いかにもブルガリらしい傑作と言えるでしょう。

メゾンの伝統に根ざした至高のネックレス

BVLGARI ブルガリ

古代ローマのモザイク芸術様式を称え、色鮮やかな宝石が隙間なく配置されたデザイン。オニキスとラピスラズリのカッティングは夜空の色のグラデーションをイメージ。「ディーバ ドリーム」ネックレス(PG×ラピスラズリ×オニキス×ピンクスピネル9.31ct×ルベライト計7.23ct×ダイヤモンド計18.65ct)(参考商品)/ブルガリ

●お問い合わせ/ブルガリ・ジャパン
フリーダイヤル:0120-030-142

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年03月号

家庭画報 2026年03月号

撮影/栗本 光

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