ファッション

スーツに、きものに、大人カジュアルに。今こそデルヴォーのバッグを

スタイリストのおおさわ千春さんが大人の女性が手にすべき「本物」をご紹介するこの連載。ご自身の体験談をもとに、迷い世代の日常に必要な“ブランドの力”をどう取り入れるべきかを指南いただきましょう。第30回は、これからの人生のパートナーとなるデルヴォーのコレクションをご紹介します。前回の記事はこちら>>

〔迷い世代の服選び〕
40代にこそ効く「ブランド力」
第30回 デルヴォー

デルヴォーのバッグは、季節が変わるたびに欲しくなるトレンドのバッグとは、少し趣が違います。200年近くにわたる伝統を受け継ぐ、熟練の職人たちが手作業で作り上げたバッグへのリスペクトと、それを手にすることへの誇りまでを、きちんと受け止めることができる年齢になってから手にしてほしい、「持つ人を選ぶバッグ」だと思うのです。

本物のよさに気づき始めた迷い世代は、まさにデルヴォーに出会うにふさわしい世代。近い将来このバッグは、無言のうちにあなたの「人となり」までを代弁してくれる、すばらしいパートナーとなることでしょう。

「自由な精神」を象徴する
マグリットとのパートナーシップ

フランス語で“Ceci n’est pas un DELVAUX(これはデルヴォーではありません)”とカットワークで書かれた「L’Humour」。これは、“Ceci n’est pas une pipe(これはパイプではありません)”と題されたマグリットの絵をもじったもの。「絶妙なユーモアが素敵! マグリットを象徴する山高帽モチーフや青空を使ったコレクションは、どれも遊び心が感じられて大好きです」。バッグ「L’Humour MM」(横29×縦21.5×マチ13.5㎝)88万5000円 キーリング5万2000円 カードホルダー(コインケース付き)6万1000円 スカーフ3万5000円/すべてデルヴォー(デルヴォー・ジャパン)

デルヴォーを語る上で欠かせないのが、ベルギー出身のアーティスト、ルネ・マグリットの存在。デルヴォーには、彼の描くシュルレアリスムの世界をクリエイションに取り入れた作品が数多くあります。

ブランドがアーティストとコラボする例は他にもありますが、デルヴォーとマグリットの関係はもっと深く、愛国心とお互いの創造に対するリスペクトと共感が根底にあるような気がします。

例えば数年前、私がNYを訪れ、五番街を歩いていた時のこと。デルヴォーの新店舗が工事中だったのですが、目隠しとして外壁に飾ってあったのがマグリットの絵だったのを見て、「なんて可愛いのかしら!」と感激。その絵のおかげで街ごとミュージアムのような雰囲気になった五番街に心が浮き立つと同時に、マグリットの絵を目隠しにするという大胆な発想を試みたデルヴォーのセンスに感銘を受けました。

マグリットの絵が象徴する自由な精神は、ウィットに富んでオリジナリティあふれる、型にはまらないデザインを作り続けてきたメゾンの精神と響きあうものだと感じた、思い出深い風景です。そして、このことを象徴するバッグが、この「L’Humour」だと思います。

遊び感覚で持ちたい
日本製デニムの「ブリヨン」

「バッグのハンドル部分にデルヴォーのバッグアクセサリー“ワンダーリング”をじゃらじゃら飾って、思いきり楽しく!」。バッグ「Brillant MM」(横29×縦21.5×マチ13.5㎝)61万700円 ワンダーリング<バッグのハンドルに付けたもの>6万1000円 <左から>7万5000円、7万5000円、5万4000円/すべてデルヴォー(デルヴォー・ジャパン)

今年の新作のデニムコレクションは、日本製の高品質のデニムにイエローのクロスステッチ、レザーをアクセントにした軽やかさが新鮮。内側に極上の柔らかさを誇る天然のアリゾナレザーを使用しているところもさすがです。

このバッグは、大人の女性がボーイッシュに持つと格好いい! デニムonデニムで合わせるのもいいですね。遊び心のある一流品を持つ余裕は、大人の女性だからこそ許される贅沢だと思います。こんなバッグをさらりと持っている方を見かけたら、「うわ、お洒落!」と見惚れてしまいますね。

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