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一度履いたらリピート確実。自分に合った木型が見つかる靴ブランド

2020.09.23

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スタイリストのおおさわ千春さんが大人の女性が手にすべき「本物」をご紹介するこの連載。ご自身の体験談をもとに、迷い世代の日常に必要な“ブランドの力”をどう取り入れるべきかを指南いただきましょう。第23・24回は、おおさわさんを虜にしたイタリアのシューズブランド、ペリーコをご紹介。

〔迷い世代の服選び〕
40代にこそ効く「ブランド力」
第23回 ペリーコ


9月も後半、そろそろ秋冬のお洒落計画をいろいろ考えたくなる頃ですね。私の秋冬のスタイルはタイトのロングスカートにロングブーツが定番です。毎年、この時期になると、ブーツを買いに行くのが何よりの楽しみなんです。

数ある中でも、おおさわさんが特に愛用しているロングブーツがこの2足。「右の黒いブーツは、今まででTOP3に入る履きやすさ。ヒールは7.5㎝ですが、本当に走れます! 左のグレージュは、グレーのワントーンコーディネートに活躍。ロングブーツのときは、ロングのタイトやフレアスカートを合わせ、上半身はジャケットやショート丈のブルゾンなどでコンパクトにまとめるのがマイスタイル」。(ともにおおさわさん私物)


今日ご紹介する「ペリーコ」との出会いは、今から10年ほど前、新宿伊勢丹の靴売り場にブーツを探しに行ったときでした。いつも愛用していたインポートブランドのすぐ近くにペリーコの売り場があり、「シンプルで綺麗!」と惹かれ、試着してみたところ、外反母趾になりかけていた私の足にも優しくフィットし、さらに歩きやすくて感激したのです。

それ以来、パンプスも少しずつ買い足し、気がつけば、今ではシューズクローゼットのワンブロックにペリーコの茶色い靴箱が積み上がっています。

最大の魅力は木型。
日本人の足に合う広めの幅


ペリーコは、イタリアのヴェニス郊外フォッソを拠点とするシューズブランド。1963年に靴のアトリエとして創業し、1980年にペリーコがスタートしました。

ペリーコのファクトリー。クラフツマンシップが息づく場所です。

私が何より惹かれたのは、足にフィットする木型。インポートでも、比較的幅が広めで、日本人の足の形に合うように思います。それもそのはず、ペリーコはフィッティングにこだわり、何年もかけて木型を作り上げてきたという、職人気質のブランドなのです。

さまざまなデザインが、オーナー兼デザイナー、ルカ・パンパニンのアトリエで誕生します。

ペリーコにはいくつかのタイプの木型があり、その木型ごとに毎シーズン、新しいデザインの靴が作られます。つまり、一度自分の足に合う木型を見つけたら、ベーシックなものから最新トレンドのデザインまで、すべてがシンデレラシューズになるわけです。ヒールの有無やデザインによって合う、合わないと悩む必要がないから、ペリーコにはリピーターが多いのだと思います。

日本人にも大ファンが多い、アイコンモデル「アネッリフィッピア」の制作風景。

確かに、私自身の経験上、ブーツが足に合うからといって、パンプスも合うとは限らない(つまり木型が全く違う)靴ブランドが多い中、ペリーコは、ブーツもパンプスも足にフィットした数少ないブランドの1つです。

デザイン面でも、シンプルで抜群に美しいフォルム、ちょっと女心をくすぐるディテール、豊富なカラーバリエーションと、女性が靴に求めるさまざまな要素が揃っていて、誰にでも、どんな服にも合いやすい。実際、街を歩いているとペリーコを履いている女性を見かけることの多いこと! 心の中でこっそり、「その靴、履きやすいわよね。私も持っているわよ」とその女性に語りかけたりしています(笑)。
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