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憧れる!アーティストならではの“ハンサム”な服選び【10月のパリスナップ】

2019.10.29

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パリ、大人のおしゃれの見本帳 フランス移住1年目のファッションライターがパリの街で体当たり取材! 素敵な女性に声をかけ、着こなしの秘密を探ります。毎日のおしゃれに役立つ、ファッションスナップをお届け。連載一覧はこちら>>

“女性らしさ”を醸した大人のマニッシュスタイル



真似しようとしてもなかなか真似できない、フランス人女性のアンニュイなムード。油絵画家というエヴさんは、マニッシュな着こなしが彼女のクールな雰囲気にマッチしていました。

パリ、大人のおしゃれの見本帳 22


マニッシュなスタイルなのに、そこから感じられる女性らしい色香。若い頃から、そんな大人の着こなしに憧れていました。パリには、同性から見てもうっとりするようなハンサムウーマンの多いこと。大きな画材が入った袋を抱えながら、早足でサン・ジェルマン・デ・プレの大通りを闊歩していた油絵画家のエヴさんも、そんな女性。



ノーアクセサリー、ノーバッグでもバランスよく


エヴさんのコーディネートはご覧のとおり、いたってシンプル。ウールテーラードコートとハイネックニット、そしてツイードパンツ。どれもメンズライクなアイテムと素材感ですが、コートは細身、ボトムスはくるぶし丈のワイドテーパードを選ぶことで、フェミニンな要素をプラス。


マニッシュスタイルに利かせるのは、ソフトなシュガーピンク


一方で、モノトーンでまとめた服に個性を加えているのが、足元の淡いピンクのレースアップシューズ。アーティストならではの色彩感覚とバランスのよさが光ります。またダークカラーの定番服も、彼女のプラチナブロンドヘア&赤いリップとのコントラストで、ぐっとアーティスティックな雰囲気に。

小物で飾らずとも、定番アイテムでここまでお洒落に着こなせる、というフランス女性のバランス感覚のすごさを見せつけられた秋のファッションウォッチでした。

MEMO


細身コート×ワイドテーパードパンツのバランスで、今どきのマニッシュスタイルに

次回は、秋色をちりばめたラグジュアリーな大人の着こなしに迫ります。11月5日配信予定。

写真/Olivier Leroy

連載一覧はこちら>>

▼パリジェンヌのスナップは下のギャラリーをご覧ください▼

ルロワ 河島 裕子 / Hiroko Kawashima Leroy

ファッションライター
『家庭画報』をはじめ大人の女性に向けた雑誌で、ファッションやジュエリー、時計を中心に幅広く執筆。2018年より、家族とともに、拠点をフランス北部の田舎に移す。夢はワインの聖地・ブルゴーニュでB&Bを営むこと。行き当たりばったりのフランス移住エッセイ「意外となんとかなる!? 40代のフランス移住」を同サイトで連載中。
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