ファッション

大人モードはかくあるべき。迷わず声をかけたマダムはお洒落のプロだった【10月のパリスナップ】

パリ、大人のおしゃれの見本帳 フランス移住2年目のファッションライターがパリの街で体当たり取材! 素敵な女性に声をかけ、着こなしの秘密を探ります。毎日のおしゃれに役立つ、ファッションスナップをお届け。連載一覧はこちら>>

おしゃれと“デキる”空気は両立するというお手本


もう、常人とは明らかに違う洗練された佇まいと貫禄が醸すマチュアな魅力に、吸い込まれるように声をかけてしまったダフネさん。私も大好きなパリコレブランド「カルヴェン」のジェネラル・マネジャーという、ファッションセンスもキャリアも極めたエグゼクティブ・ウーマンでした。私の突撃取材にも、快く応じてくれた心意気もハンサムな女性。

パリ、大人のおしゃれの見本帳 21

今年は、9月の上旬まで夏のような暑い日が続いたフランス。季節外れの陽気を満喫しながらも、お洒落の本番、秋を待ち焦がれるような気分でもありました。そして9月後半になると、気温は一気に冷え込み本格的な秋到来! 秋雨の季節の晴れ間を狙い、今季初のファッショニスタハンティングへと繰り出したのでした。
さて、そんな秋冬シーズン最初の突撃取材から、とっても素敵な女性に出会いました。こちらのダフネさん、聞けば、あの人気パリコレブランド「カルヴェン」のジェネラル・マネジャー(つまり、社長さん!)だそうで、オーラがすごいわけです。

レザーコートは肩掛けして、ハードさを緩和

この日に彼女が着ていたのは、前職で関わっていたという「バレンシアガ」のコートとスカート、バッグ、靴に、「APC」のニット。「こんな日に限ってカルヴェンを着てこなかったのが悔やまれるわ」と残念そうに呟いていらっしゃいましたが、いずれも難易度の高いモードなアイテムを、大人の女性ならではの成熟さで、エレガントに着こなしていらっしゃったのが印象的。ハードなレザーコートは袖を通さず肩掛けすることで、軽やかに見せるテクニックもさすがです。

全体の印象を左右する靴こそ渾身の一足を

ダフネさんのコーディネートで目を引いたのは、何といっても靴。全身をベーシックカラーでまとめながらも、足元に一点、鮮やかなグリーンのハイヒールを取り入れることで、ぐっとシャープで個性的に。

ジュエリーは潔く一点主義

耳元に「Charlotte Chesnais」の構築的なフォルムのイヤリングをつけていた以外は、腕や首はノーアクセサリー。お気に入りの個性派デザインのジュエリーを一点だけという潔さも、洗練された空気をいっそう高めていました。

何から何まで参考にしたい、お洒落のエッセンスにあふれたダフネさんの着こなし。それに感化され、かつて購入してうまく着こなせていなかった個性派アイテムをクローゼットから引っ張り出し、マチュアに着こなすコツを探る今日この頃です。

MEMO

個性派パンプス一点投入で、秋のお洒落が引き立つ

次回は、アーティストの感性を感じさせるハンサムスタイルをご紹介。10月29日配信予定。

写真/Olivier Leroy

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▼パリジェンヌのスナップは下のギャラリーをご覧ください▼

ルロワ 河島 裕子 / Hiroko Kawashima Leroy

ファッションライター

『家庭画報』をはじめ大人の女性に向けた雑誌で、ファッションやジュエリー、時計を中心に幅広く執筆。2018年より、家族とともに、拠点をフランス北部の田舎に移す。2019年夏、ついに憧れのブルゴーニュに家を購入! 夢は夫とともにB&Bを営むこと。行き当たりばったりのフランス移住エッセイ「意外となんとかなる!? 40代のフランス移住」を同サイトで連載中。

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