〔特集〕池江璃花子 最新モードで“新しい自分”に出会う 早くから水泳の才能を開花させ、現在16種目の日本記録保持者である池江璃花子さん。自らを磨くため、単身オーストラリアへ渡るなど、抜群の行動力を持つ池江さんが、最新モードに挑戦しました。堂々とした着こなしと、素顔に迫ったインタビューをお届けします。
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「自分が『かっこいいでしょ』と思いながら、街を歩ける服が好きです」

コート(参考商品) ピアス15万9500円/ともにジル サンダー(ジルサンダージャパン)
「一枚で装いが完成するコートですね」と池江さんが感激したコートは、黒という色と大きめの襟、幅広の袖口のストラップなどがあいまって、マスキュリンな印象。
コート全体に施された羽根のような糸の装飾が独創性と遊び心を感じさせます。ポケットに両手を入れ、カメラを見つめる池江さんはスパイ映画の主人公のよう。172センチという高身長で鍛え抜かれたボディを持つアスリートのかっこよさが際立ちます。
「挑戦させてもらえるなら、何でも着てみたい」

ドレス68万2000円 ネックレス46万2000円 グローブ27万5000円 靴40万7000円(ドレス以外の3点は参考価格)/すべてサンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ(サンローランクライアントサービス)
「緑は大好きな色なので、見た瞬間に着てみたいと思いました」と池江さん。鮮やかな色とシンプルなフォルムがサンローランらしいミニドレスは、ストーンウォッシュのシルクサテン。
ミニマルな装いを、ボリュームのあるクリスタルのネックレスと青いレザーグローブ、四角形のバラの飾りがついたパンプスが華やかに彩ります。
トップス32万6700円 パンツ22万3300円/ともにロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)
「スカーフ トップ」と名づけられたシルクツイルのトップスは、ダイナミックなプリントが目を引きます。美術家ジョゼフ・アルバースの絵画シリーズ「正方形讃歌」に触発されて誕生しました。
プライベートでもロエベのトップスを愛用している池江さんは、「さらりと着られて、ちょっと改まった場にも、カジュアルな場にも合いますね」と納得の表情。メンズライクなウールシルクのパンツと好相性です。
「自分をきれいに見せてくれる服。そう思うと、堂々と着られます」

ドレス86万9000円/ラルフ ローレン コレクション(ラルフ ローレン) イヤリング1570万8000円(予定価格)/ブシュロン(ブシュロン クライアントサービス)
池江璃花子2000年東京都生まれ。3歳で水泳を始める。高校1年のとき、リオ五輪で7種目に出場し、100メートルバタフライで5位入賞。2017年の日本選手権では女子史上初の5冠を達成し、2018年のアジア大会では史上初の6冠に輝く。2019年に白血病と診断され、治療に専念するも、驚異的な回復力で2020年8月に実戦復帰。以来、2021年東京五輪、2024年パリ五輪などに出場。現在、計16種目の日本記録を保持している。横浜ゴム、ルネサンス所属。
(次回へ続く。
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