

トレンドではあるものの、今まで私がトライしてこなかった、オーバーサイズのジャケット。ゆとりのあるジャケットをマニッシュに着るのが一般的な着こなし方ですが、ワントーンでまとめたキレイ目のコーディネートに仕上げたら新鮮に着こなせるかなと思い、今後挑戦してみたいと考えています。年齢を重ねると、装いはコンサバを意識した方が上品に見えます。旬のシルエットのジャケットを取り入れる時にも、きちんと自分のスタイルに引き寄せることが大事です。

ジャケットは襟のあるデザインが好みの私。しかし、最近は、顔まわりに華やぎが欲しいと思うことも多く、ノーカラージャケットだとボリュームネックレスが映えるので、是非取り入れてみたいなと考えています。こちらのホワイトのジャケットは、レフ板効果も相まって、優しい雰囲気に仕上がりそう。こういうジャケットは、今までならワイドパンツを合わせてエレガントに着ていましたが、これからはテーパードデニムで、軽やかに着こなすのが気分です。

中学生の頃からトラッドやアイビーが大好きで、その軸は今も健在。このガンクラブチェックのジャケットは、まさに私が永遠に好きなアイテムです。素材はリネン100%、薄い肩パッドでショルダーラインを補正し、ウエストも絞られているので、着るとフェミニンなシルエット。きちんと見える正統派のジャケットは、あえて裾がドローストリングになったカジュアルなパンツを合わせて。きちんと感とカジュアルのミックスを楽しむのも、大人ならではのテクニックだと思います。
【Message】
更年期前後にやってくる、今までのお洒落がなんだか似合わなくなってくる時期を「迷い世代」と名付け、さまざまな提案をしてきた8年間。私自身、同じように悩んで迷ってきた経験を詰め込んで、精一杯お伝えしてきたつもりです。私にとってのファッションとは、若い頃は「自分を表現する手段」でしたが、迷い世代を経た今は「心の言葉」だなと思います。選んだ服をみて、「あ、私ってこういう気持ちだったのね」と気づかされることが何度もあり、「今着たいもの、触れていたいもの=今の自分の心の状態」だと思うようになりました。今の私が言えることは「たくさん迷っていいんです」ということ。迷いは、生きていく中で、自分の変化に気がついたからこそ生じるもの。いつか必ず、次のステージがやってきますから、どうぞその迷いを楽しんでください。この連載を通して、皆さまにお伝えすることで、自分が何を考えてきたのかを見つめる機会をいただけたことに、心から感謝しています。長い間、ご愛読いただき、本当にありがとうございました!
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おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト。雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。「迷い世代の服選び」記事一覧>>
撮影/大見謝星斗 編集協力/湯澤実和子