ファッション

この時計にふさわしい女性とは? つける人を選ぶ、ブレゲの一生ものウォッチ

〔迷い世代の服選び〕大人になった“今の自分”に、栄養を与えてくれる服とブランド

気持ちも、体型も変化していく40代以降。大人だからこそ似合う服を知りたいという迷い世代の女性に、スタイリストおおさわ千春さんがおすすめするブランドやアイテムを紹介します。

第7回は、おおさわさんが“一生もの”として、いつか手にしたいと憧れている「ブレゲ」の時計の登場です。前回の記事を読む>>

第7回 人生を共にしたいブレゲの時計

「一生もの」として買うなら、あなたはどんな時計を選びますか? 数ある時計の中でも、私がずっと憧れているのがブレゲです。ブレゲの創業は、なんと1775年。創業者のアブラアン-ルイ・ブレゲ(1747~1823年)は、トゥールビヨンをはじめ、現在の腕時計に搭載される機構の約70%を発明、改良したとされる天才時計師。さらに手彫りギヨシェ模様やブレゲ針、ブレゲ数字などの意匠面でも優れた功績を残し、現在に至るまでブレゲのシンボルとされています。

ブレゲの創業者アブラアン-ルイ・ブレゲ創業者、アブラアン-ルイ・ブレゲ。ルイ16世や王妃マリー・アントワネットもブレゲの時計の愛好者でした。

アブラアン-ルイ・ブレゲが1808年に製作した、トゥールビヨンNo.1188。トゥールビヨンとは、重力が時計にもたらす不均衡を補整する仕組みのこと。身につけた人が動くたびにかかる重力によって、時計内部で起こる小さな誤差を解消する画期的な機構です。

2世紀以上にわたり受け継がれてきた、伝統的な手仕事で作られる時計は、身につけると圧倒的な存在感を放ちます。

ブレゲほどのクラスになると「モノが人を選ぶ」ように思います。ブレゲの時計を美しくつけこなすためには、人としての厚みが必要。ブレゲの品格に見合う自分になりたい――そんな気持ちで選ぶ時計だと思うのです。今回は、「一生もの」として、これから先の人生を共にしていきたいと思える時計を紹介します。

ひと目でブレゲとわかる
高貴なデザイン

ナポレオンの妹でナポリ王妃となったカロリーヌのためにアブラアン-ルイ・ブレゲが作り上げた、初期のブレスレットウォッチにインスピレーションを受けたという「クイーン・オブ・ネイプルズ」。「一生もの」として私が買うなら、この時計が欲しい! ブレゲならではの伝統の技法を用いて作られた美しさ際立つ時計でありながら、個性的なオーバル形のシルエットや文字盤のデザインに宿る愛らしさ……。年齢を重ねた今だから、その美しさがわかるようになった気がします。いつか、クイーン・オブ・ネイプルズが似合うおばあちゃんになれたら素敵ですよね。

ブレゲの時計ダイヤモンドに彩られたオーバル形のケース、ブルーのブレゲ針、ケースバンドのフルート模様など、ブレゲの伝統を継承した優美なデザイン。「同じコレクションでもケースサイズに違いがあり、私は少し大きめの左側の時計が好みです。文字盤のアラビア数字やローマ数字のデザインも遊び心があって、なんともエレガント」。〈右〉「クイーン・オブ・ネイプルズ 8928」マザーオブパールの文字盤が優雅な今年のニューモデル。(WG×ダイヤモンド×マザーオブパール、33×24.95㎝、自動巻き)458万7000円 〈左〉「クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」(WG×ダイヤモンド×ルビー、36.5×28.45㎝、自動巻き)458万7000円/ともにブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)

シンプルを極めた
タイムレスな美

ブレゲを象徴するタイムピースである「クラシック」。シンプルを極めたデザインですが、実はすべて手作業で仕上げられた一つひとつの装飾の完成度と美しさはこの上なく、実際に身につけるととてつもないオーラを放ちます。こんな時計をさりげなく装える女性になりたい!

ブレゲの時計先端に穴が開いていて、月のようにも見えるブレゲ針、ケースバンドのフルート装飾、すべての時計に施された個体番号など、精緻なディテールのすべてにブレゲの精神が宿っていて、うっとりするような美しさ。「デイリーからフォーマルまで、どんな装いにも合う時計。手元を見た時に、これをしていたら『うわー!何者⁈』と一目置かれる時計だと思います」。〈右〉文字盤にナチュラルマザーオブパールを採用したモデル。「クラシック 9068」(RG×ダイヤモンド×マザーオブパール、径33.5㎝、自動巻き)325万6000円 〈左〉ブレゲの伝統を今に受け継ぐギヨシェ彫りが文字盤に施されて。「クラシック 8067」(YG、径30㎝、自動巻き)190万3000円/ともにブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)

モノって不思議なもので、歴史あるメゾンの一流品になればなるほど、つける人の「生き方」を映してしまうと思うんです。いい時計をしたとき、特別な服を着たとき、その格に見合う女性に見えるのか、モノだけが悪目立ちしてしまうのかは、その人次第。一流品が持つ価値をきちんとリスペクトできる謙虚さや賢さ、人生経験が、身につける側にも求められているように感じます。道のりは遠いかもしれませんが、いつの日か「ブレゲが似合う女性」になるのが、私の目標です。

●お問い合わせ先
ブレゲ ブティック銀座
電話 03-6254-7211

表示価格はすべて税込みです。

撮影/大見謝星斗 編集協力/湯澤実和子

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