ジュエリー

ジュエリーお買い物学4 日本のジュエリーの不思議、お客様の不思議

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不思議5.
世界一“買い物下手”な日本のお客様

日本のお客様(そのほとんどは女性ですから、日本女性といってもいいでしょうが)、その方たちのジュエリーの買い方は、実に不思議です。

スーパーで1000円の食材を買う時には、とても真剣に、こっちがいいか、あっちがいいか、産地はどこだ、生産者は誰だと、あたり構わず比較してから買うのに、その100倍も1000倍もする値段のジュエリーは、まったく調べもせず、比較もせず、衝動的に買っていらっしゃる。そうして買ったジュエリーはめったに使うこともなく、大事に箪笥の引き出しに入れたまま。たまに取り出しては「もしかしてこのリング、失敗だったかしら」なんて不満を覚えることさえある。

ジュエリーという商品は、毎日買うものではありませんし、腐るものでもありません。急いで衝動買いをしなければならない商品ではまったくないのですよ。世界中で、もっとも甘い消費者、それは日本人。その中でもジュエリーを買う時の女性の皆さんだと私は思います。

じゃあどうすりゃいいのよ、と怒られそうです。ご心配なく。今回は本題の前触れです。次回から、お店や商品、セールスマンの「どこをどう比較すればよいのか、見ればよいのか」をとりあげますから。どうぞお楽しみに。

山口 遼/Ryo Yamaguchi

宝石・宝飾史研究家

大学卒業後ミキモトに入社。退社後はアンティーク・ジュエリーの研究と販売に従事。真珠および宝飾品史の専門家として、新聞や雑誌に数多く寄稿。ジュエリーに関する著書多数。

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