時計

極上のダイヤモンドのみを扱うハイジュエラーが創る、ダイヤモンドウォッチの最高峰〔グラフ〕

〔特集〕
あの最高峰時計はなぜ愛されるのか?vol.3|01

【特集】あの最高峰時計はなぜ愛されるのか? 家庭画報.comが最高峰時計ブランドの“愛される理由”を徹底分析。各ブランドから、歴史や性能を楽しめる「入門時計」、私のスタイルにフィットする「定番時計」、いつかは欲しい「夢時計」の3本をご紹介します。特集トップはこちら>>

グラフとは――

ロンドンのニューボンドストリートに本店を構える究極の宝石商「グラフ」は、大粒かつ極上のダイヤモンドのみを扱うハイジュエラーとして、世界にその名を知られる存在です。

創業者兼現会長のローレンス・グラフは、ロシア系移民の貧しい家庭に生まれ、15歳という若さでロンドンのダイヤモンド街で工房見習いとして働き始めました。ダイヤモンドを見極める天賦の才とビジネスセンスを併せ持つグラフは18歳で独立し、22歳になった1960年に「グラフダイヤモンズ社」を設立。

1962年に初店舗を構えた後、極上のジュエリーを披露するチャンスを求めて世界を巡る旅へ。シンガポールでブルネイ王族やアジア諸国の富豪に、中東では王族や石油王に出会い信頼を獲得。1974年ロンドンのナイツブリッジに新サロンをオープンすると「グラフには究極のダイヤモンドがある」と話題になり、世界中の富豪がサロンへこぞって訪れるようになりました。1993年本店をニューボンドストリートに移転。2000年から国外に出店し、現在世界中におよそ60店舗を展開しています。

創業者兼現会長のローレンス・グラフは、2013年に長年にわたる宝飾産業への貢献が認められて大英帝国勲章を授与されました。また有数のダイヤモンド産地である南アフリカの子どもたちの健康や教育環境の改善を進めるFACET財団の活動にも力を注いでいます。

ヘアー&ジュエル”は、2013年ローレンス・グラフが大英帝国勲章とオフィサーの称号を授与された記念にグラフ社が総額500億円をかけ製作。1970年に世界に衝撃を与えた当時の価格で総額1億円をかけ製作されたオリジナルの“ヘアー&ジュエル”の現代版で22個のグラフのスペシャルピースのみを用いてデザインしています。

「グラフ」は南アフリカにダイヤモンドの供給会社を保有し、原石からジュエリーになるまでのすべての工程に一貫して携わっています。原石は世界5か所にある研磨工場で、ファンシーカットやカラーダイヤモンドのスペシャリストによってカットされています。そのうちの選りすぐりの石のみがロンドン本社の工房に運ばれ、熟練した職人の手作業により極上のジュエリーに生まれ変わります。

グラフ本人が職人であった経験から、すべての工程でクオリティコントロールを徹底しているのも大きな特徴のひとつです。完璧で価値のあるダイヤモンドを原石からクリエイトしていきたいという情熱を持ち続けているグラフのもとには、大粒かつ極上のダイヤモンドが次々と集まり、21世紀の“キング・オブ・ダイヤモンド”と称されています。

2017年9月、史上2番目、過去100年の間に発見されたダイヤモンドのなかでも最大となるダイヤモンドの原石「ザ レセディ ラ ロナ」1109ctをグラフ社が入手。米国宝石学会において最高級の品質と透明度を持つと評価されています。

 

ダイヤモンドへの情熱を時計にも

ハイジュエリー業界を牽引する存在として、ジュエリーで培った極上のダイヤモンドを揃えられる調達力、デザイン力、卓越したセッティング技術をベースに、スイスの時計職人の技を融合したウォッチコレクションを2009年に発表。時計の組み立てはジュネーブにあるウォッチメーカーで行い、ジュエリーのセッティングは、ロンドンの工房にてグラフの熟練した職人により行われています。最高品質のダイヤモンドを扱うグラフならではの、圧倒的に美しく芸術的な時計を創り出しています。

2014年バーゼルフェアで発表された腕時計“ザ ハルシネーション”。総計110ct以上の鮮やかなカラーダイヤモンドをゴージャスな万華鏡のようにちりばめたジュエリー・ウォッチは、グラフの極上のものをクリエイトする事への情熱を表現。熟練の職人たちにより何千時間もかけて丁寧に作られました。価格は55億円! 今まで制作された時計の最高額です。

Information

グラフダイヤモンズジャパン

〔特集〕あの最高峰時計はなぜ愛されるのか?

表示価格はすべて税別です。
撮影/サトウアサ 取材・文/磯 由利子 スタイリング/長谷川 綾

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