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人生のよろこびの時を記憶する腕時計は、160年続くジュエラーのシグネチャーアイテム〔ブシュロン〕

2018.12.03

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〔特集〕
あの最高峰時計はなぜ愛されるのか?vol.2|02

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「ブシュロン」とは――


1858年にパレ・ロワイヤルのギャラリー・ドゥ・ヴァロアにて創業したブシュロンは、先見性と革新性を備えていた創業者フレデリック・ブシュロンにより、1893年ヴァンドーム広場26番地にブティックを構えました。当時のジュエラーは、アパルトマンの私室をサロンとして利用するのが一般的でしたが、アトリエを備えた路面のブティックを開店した最初のコンテンポラリージュエラーがブシュロンなのです。

ブシュロン


ブシュロンは“ジュエラーの聖地”と呼ばれるヴァンドーム広場に、最初にブティックをオープン。フレデリック・ブシュロンはクリエイションの原点となるこの場所で、まるで自宅のようなくつろぎの空間にお客様を迎えたいという願いを実現させたのです。

ブシュロンらしさを語る象徴的な作品に、1883年制作の「クエスチョンマーク」ネックレスがあります。19世紀は最も豪華なジュエリーが作られた時代でしたが、ファッションやライフスタイルの面において女性には多くの制約があり、服を着るのも、髪を結うのも、ジュエリーを身につけるのもメイドを必要としていました。そんな中、フレデリック・ブシュロンとアトリエ長だったポール・ルグランは、留め金のない自分で身につけられる「クエスチョンマーク」ネックレスを発明。それは女性の自立と解放を促す画期的な作品でした。このようにブシュロンは常に自由な精神で、先見性と革新性のあるジュエリーを制作し、女性自らがストーリーを描いてジュエリーを身につける日常を楽しむことを提案しています。

ブシュロン

「クエスチョンマーク」型のネックレスは、1889年にパリ万国博覧会でグランプリを獲得。インスピレーション源となった孔雀の羽根は、1866年からブシュロンに登場しているモチーフで、軽やかさとしなやかさ、美しさはメゾンのクリエイティビティの象徴です。羽根のジュエリーを現代的なアプローチで再解釈した「プリュム ドゥ パオン」コレクションがあります。

 

人生を共に歩む時計


メゾン最初の腕時計は1947年誕生した「リフレ」。開発に3年の年月を要した「リフレ」には、メゾンの卓越した技術と独自の美学が込められています。ケースに施されたゴドロン装飾は19世紀から大切にしてきたモチーフで、メゾンの職人にしかなしえない技。ほかにも存在を感じさせないほどの控えめなバックル、ストラップ交換が可能なインビジブルクラスプなど当時の先端技術を備えた腕時計は、時代やスタイルを超越した美しさを放っています。そして裏蓋には、“Je ne sonne que les heures heureuses”(私はよろこびの時だけを刻む)というメッセージが。過ぎ行く時を知らせるだけではなく、人生のよろこびの時を共に刻んでいきたい、というブシュロンの哲学が込められています。



1948年にエディット・ピアフは『愛の賛歌』を作詞した後、“この歌を初めて歌う時に幸運が訪れるように”と、ブシュロンで「リフレ」を購入。この歌が大ヒットすると、ピアフは「リフレ」を幸運のお守りとして、1949年から1963年までの間に21個以上の「リフレ」を購入したそうです。右写真:Everett Collection/アフロ

Information

ブシュロン カスタマーサービス

    〔特集〕あの最高峰時計はなぜ愛されるのか?

    表示価格はすべて税別です。 撮影/サトウアサ 取材・文/磯 由利子
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