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人間国宝平良敏子さんの芭蕉布。膨大な時間と手仕事が美しい織物を生み出すまで

2021.07.20

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人間国宝 平良敏子 百寿記念特集 芭蕉布の未来 第2回(全3回) 重要無形文化財「芭蕉布」の保持者、平良敏子100歳。沖縄本島北部の喜如嘉(きじょか)で数百年前から織られてきた織物が戦後、途絶えかけていたのを、地域の女性たちと甦らせ、芸術の域にまで高めた作家は、今も同志に守られながら芭蕉の糸を績うむ現役です。前回の記事はこちら>>

名を出さずとも美しいものを作り上げる


まさに情熱を傾けないとなし得ない、膨大な時間と緻密な手仕事を要する芭蕉布の制作。糸芭蕉の栽培から織り上げるまで、たくさんの人の手が加わって、一反の芭蕉布ができ上がります。

芭蕉布の制作は「一人の天才がなし得るものではない」と平良敏子さんはいいます。村の人々の力があってこその織物です。

「芭蕉布はどんなに美しくできていても、どこにも名を記していません」と柳 宗悦が『芭蕉布物語』に書いたとおり、証紙に作り手の名前を記しません。名を出さずとも美しいものを作り上げることが、芭蕉布に携わる人々の矜恃なのです。

喜如嘉に根差した情熱の手仕事


芭蕉の糸ができるまでと、沖縄ならではの染めと織りの様子をフォトギャラリーでご紹介します。
撮影/鍋島徳恭 取材・文/相澤慶子

『家庭画報』2021年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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