[天野惠子医師特別取材]今、娘たち世代に伝えたい 女性が健やかに生きるコツ 第6回 日本における性差医療・女性外来の先駆者、天野惠子医師が輝き続ける姿は、私たちのお手本。今回、吉川英治文化賞受賞により、社会的にも功績を認められました。尊敬すべき大先輩が娘たち世代へ、「健やかに自分らしい人生を」とエールを送ります。
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“100歳で現役”を目指して、賢く備える
動ける体とクリアな頭を保つ工夫。“備えあれば憂いなし”
天野医師のご自宅には、老化を緩やかにするための工夫と備えがたくさん。骨や筋肉量を保って転倒を防ぎ、聴力を補って認知症予防を心がけます。大事な約束や気になる言葉はすぐにメモ。日々の積み重ねが若さを保つ秘訣です。
短冊状の備忘メモで予定を見える化
忘れてはいけない約束は紙に書いて目に付く場所に置き、覚えておきたい名言は手帳に書いてときどき読み返す。このひと手間が物忘れ予防と脳の活性化につながります。
階段の手すりでケガを未然に防ぐ
階段の手すりを両側につけた理由の一つは転倒予防。もう一つは、万が一体の右か左どちら側の半身が不自由になっても上り下りの支えとなるように。大事な仕事場は2階にあるのです。
補聴器の定期メンテナンスは怠らない
聴力の低下は認知症の大きな要因になることがわかっています。天野医師は2か月に1回、大学病院の耳鼻科に定期検診に通って聴力検査を行い、補聴器の調整も欠かしません。
サプリメントで骨量をキープ
いつの間にか種類が増えてしまいがちなサプリメント。一定期間試してみて、ご自身で効き目を実感したものを使い続けるのが、天野医師流サプリメントとのつきあい方です。
天野医師の好評既刊

右・『
81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵』左・『
女の一生は女性ホルモンに支配されている!』(各1760円 ともに世界文化社刊)
【お知らせ】
『家庭画報』8月号から天野医師の新連載がスタートしました。ぜひご覧ください。・8月号の詳細はこちら→