• TOP
  • 東洋医学
  • 耳鳴りや難聴、喉の腫れや失声症を治療する「天窓」。首がこわばるときにも

東洋医学

耳鳴りや難聴、喉の腫れや失声症を治療する「天窓」。首がこわばるときにも

2026.10.15

  • facebook
  • line
  • twitter

不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

天窓(てんそう):小腸経のツボ

ツボ名の由来

「天」は人体の上部をいい、ここでは頭頚部を指しています。「窓」は字のとおり窓、または「穴」のことで、ここでは耳の「穴」を指しています。天窓というツボは頚部に位置し、耳の聞こえをよくし、耳鳴り、難聴を主治することから、天窓と名づけられています。

天窓(てんそう):小腸経のツボ

ツボの場所

頚部の外側にあり、胸鎖乳突筋の後縁で扶突(ふとつ)の後ろ、喉ぼとけと並ぶところ。人迎(じんげい)、扶突と同じ高さ。

刺激の仕方
両手の人差し指、または中指の腹を左右の天窓に垂直に当て、ゆっくりと息を吐きながら押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

耳鳴り、難聴、のどの腫れ・痛み、失声症、頚項部(首やうなじ)のこわばり・痛みなど


1.小腸経は耳の中を巡っており、小腸経のツボのなかでも天窓は耳の聞こえをよくする効能があり、耳鳴り、難聴を緩和させる作用があります。

2.天窓はのどの近くにあるため、局所作用としてのどの腫れ・痛み、急性の失声症を緩和させる作用があります。

【豆知識】
1.失声症は、喉の器官(声帯)に異常がなく、突如として声が出なくなったり、かすれ声になる状態をいいます。多くの場合、強い心理的ストレス、葛藤、緊張や精神的なショックが原因で起こります。

2.のどの腫れ・痛みに対しては、合谷(ごうこく)、少商(しょうしょう)を併用すると、効果が高まることがあります。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 10 / 15

他の星座を見る

Keyword

編集部おすすめ

Pick up

注目記事
12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 10 / 15

他の星座を見る