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東洋医学

耳鳴りや難聴、中耳炎に効果的な「瘈脈」。小児のひきつけや片頭痛にも作用

2026.09.23

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

瘈脈(けいみゃく):三焦経のツボ

ツボ名の由来

「瘈」は、ひきつけの病を指し、「脈」は血絡(けつらく・下部の「豆知識」を参照)を指します。瘈脈というツボは、耳の裏側の青筋の立った血絡のところにあり、小児のひきつけや痙攣を治療することから、瘈脈と名づけられています。

瘈脈(けいみゃく):三焦経のツボ

ツボの場所

頭部で乳様突起の中央、翳風(えいふう)角孫(かくそん)を結ぶ耳の輪郭に沿った曲線上で、翳風から3分の1のところ

刺激の仕方
親指、または中指の腹を瘈脈に当て、垂直に5呼吸ほど押します。これを左右同時に3回繰り返しましょう。刺激を強くしたいときは、垂直に押しながら指を回してもよいです。

効能・作用

耳鳴り、難聴、中耳炎、片頭痛、小児のひきつけなど


1.三焦経は耳の中に入っており、それに局所作用が加わることにより、瘈脈は耳鳴り、難聴、中耳炎の症状を緩和させる作用があります。

2.局所作用として、片頭痛の痛みを緩和させる作用があります。

3.けいれんを鎮める効能があり、小児のひきつけを緩和させる作用があります。

【豆知識】
1.血絡は東洋医学の専門用語で、肌表面に浮かび上がる細い血管を指しています。

2.小児のひきつけには、合谷(ごうこく)太衝(たいしょう)と一緒に用いると効果が高まることがあります。

3.耳鳴り、難聴の治療には、耳の近くにある局所の聴宮(ちょうきゅう)翳風を一緒に用いるとよいでしょう。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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