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東洋医学

つらい腰痛や坐骨神経痛に効く「合陽」。性器の不正出血や陰部の痛みにも用います

2026.09.15

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

合陽(ごうよう):膀胱経のツボ

ツボ名の由来

「合」は会合を意味しています。膀胱経の2つの経脈は委中(いちゅう)で会合しますが、合陽というツボはその下方にあることから、合陽と名づけられています。

合陽(ごうよう):膀胱経のツボ

ツボの場所

委中承山(しょうざん)を結ぶ直線上で、委中の下2寸

刺激の仕方
中指の腹を患側(症状のある側)、または両側の合陽に垂直に当て、ゆっくり息を吐きながら少し強めにツボを押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

腰痛、坐骨神経痛、下肢痛、腓腹筋けいれん、不正性器出血、陰部の痛みなど


1.膀胱経の経絡の気血の巡りを改善することにより、膀胱経が巡っている部位の症状である腰痛、坐骨神経痛、下肢痛、腓腹筋けいれんなどを緩和させる作用があります。

2.膀胱経は生殖機能を主管する腎につながっており、合陽は陰部の痛みを緩和させたり、月経を調えて出血を止めることにより不正性器出血を改善させたりする作用があります。

【豆知識】
不正性器出血の治療では、合陽と腎経の交信(こうしん)を組み合わせて用いることもあります。

ツボ取りに役立つ「同身寸法」
親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。


ツボの探し方としては、ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す「同身寸法」という方法が適しています。“自分の体は自分で測る”という考え方で、体格差などから一律に「cm」で表せないツボの位置も、同身寸法なら測ることができます。この連載では、しばしば「へその上3寸」といった表現が出てきますが、その際には上記の「同身寸法」を用いてツボを取ってみてください。

文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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