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東洋医学

心を整えて動悸や狭心痛、不安感を軽減する「少衝」。意識障害の治療にも用います

2026.08.23

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

少衝(しょうしょう):心経のツボ

ツボ名の由来

「少」は手の少陰心経の「少」を指しており、「衝」は要衝のことです。少衝は、手の少陰心経の井穴(せいけつ)であり、井穴は「水の出るところ」とされていす。心経の経脈の気がここから小指にあふれ出る要衝であることから、少衝と名づけられています。

少衝(しょうしょう):心経のツボ

ツボの場所

手の小指の内側で、爪の付け根の角から0.1寸離れたところ

刺激の仕方
左の少衝には右の親指の爪を垂直に当てて5秒くらい押し、これを5回繰り返しましょう。反対側も同様に行います。爪楊枝、ヘアピンなどで同じように少衝を刺激してもいいです。

効能・作用

動悸、狭心痛、精神不安、意識障害、小指のしびれなど


1.心を整えることにより、動悸、狭心痛を緩和させる作用があります。

2.心を穏やかにして精神を安定させることにより、精神不安を緩和させる作用があります。

3.十二経絡のすべての井穴は、脳に働きかけることにより、意識障害の治療に用いられています。少衝もそのうちの1つです。

4.局所作用として、小指の気血の巡りを改善することにより、小指のしびれを緩和させる作用があります。

【豆知識】
古来、熱中症による意識障害の治療には、意識の回復を目的として曲沢(きょくたく)、委中(いちゅう)や十二経絡の井穴が用いられています。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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