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東洋医学

「目窓」は頭痛やめまいのほか、目の充血や腫れ、遠視や近視もやわらげるツボ

2026.07.06

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

目窓(もくそう):胆経のツボ

ツボ名の由来

「目」は眼、「窓」は光を入れる窓のことです。目窓というツボは眼の疾患を治し、目の窓を明るくすることから、目窓と名づけられています。

目窓(もくそう):胆経のツボ

ツボの場所

瞳孔の直上で、前髪際(前髪の生え際)を入ること1.5寸、すなわち頭臨泣(あたまりんきゅう)の上1寸。前髪際が分からない場合は、眉間の中心から3寸上に前髪際を取ります。

刺激の仕方
両手の中指の腹を左右の目窓に垂直に置きます。目窓を垂直に押さえていき、ズーンと感じられるように10秒くらい押さえます。目をつぶって3回繰り返しましょう。

効能・作用

頭痛、めまい、目の充血・腫れ・痛み、遠視、近視など


1.頭顔面部の熱を冷ますことにより、頭顔面部の熱による頭痛、めまい、目の充血・腫れ・痛みを緩和させる作用があります。

2.視力を回復させる効能があり、遠視、近視などの症状を緩和させる作用があります。

【豆知識】
目窓は、胆経と陽維脈(よういみゃく)という経絡が交わっている交会穴(こうえけつ)です。陽維脈が病むと感冒の初期に現れる「悪寒、発熱」に苦しむとされています。目窓というツボは、陽維脈に働きかけることにより、感冒の初期に現れる悪寒、発熱、鼻づまりなどの症状を緩和させる作用があります。風池(ふうち)というツボと一緒に用いると、効果を高めることができます。

ツボ取りに役立つ「同身寸法」
親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。


ツボの探し方としては、ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す「同身寸法」という方法が適しています。“自分の体は自分で測る”という考え方で、体格差などから一律に「cm」で表せないツボの位置も、同身寸法なら測ることができます。この連載では、しばしば「へその上3寸」といった表現が出てきますが、その際には上記の「同身寸法」を用いてツボを取ってみてください。

文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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