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東洋医学

「下髎」は便秘、排尿トラブル、月経不順、PMSなど下腹部の不調に奏効するツボ

2026.06.27

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

下髎(げりょう):膀胱経のツボ

ツボ名の由来

下髎というツボは、仙骨孔の最下方に位置することから、下髎と名づけられています。

下髎(げりょう):膀胱経のツボ

ツボの場所

仙骨部で、第4後仙骨孔(せんこつこう・下部の「豆知識」を参照)の中

刺激の仕方
両手の中指の腹を左右の下髎に垂直に当て、ゆっくりと息を吐きながら押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。自分で押しにくい場合は、誰かに押してもらうとよいでしょう。

効能・作用

便秘、排尿困難、月経不順、月経痛、月経前症候群(PMS)、おりものの異常、会陰の痛み、痔、腰痛など


1.局所作用として、骨盤腔内に働きかけて尿と便の排泄を改善させる効能があり、便秘、排尿困難などの症状を緩和させる作用があります。

2.局所作用として、骨盤腔内の子宮、卵巣などに働きかけることによって、月経不順、月経痛、月経前症候群、おりものの異常などの症状を緩和させる作用があります。

3.局所作用として、会陰の痛み、痔、腰痛などの症状を緩和させる作用があります。

【豆知識】
仙骨孔は、骨盤の中心にある「仙骨」の前面と後面にある左右4対(合計8つ)の穴のことで、後面の穴を後仙骨孔といいます。第1後仙骨孔から第4後仙骨孔にある上髎(じょうりょう)、次髎(じりょう)、中髎(ちゅうりょう)、下髎というツボは、ともにツボの所在部位の関係から、局所作用として骨盤腔内にある泌尿器系、生殖器系、婦人科系の諸症状を緩和させる作用があります。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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