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東洋医学

喘息や喉の痛み、飲み込みにくさを改善する「人迎」。頭痛やめまいにも効きます

2026.06.23

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

人迎(じんげい):胃経のツボ

ツボ名の由来

「迎」は迎える、動くという意味があります。人迎というツボは、喉頭隆起(喉ぼとけ)の両脇にあり、食べ物を飲み込むときに上下に“送迎”しているように動くことから、人迎と名づけられています。

人迎(じんげい):胃経のツボ

ツボの場所

喉ぼとけの傍らで、胸鎖乳突筋の前縁、総頸動脈(そうけいどうみゃく・下部の「豆知識」1を参照)の拍動部

刺激の仕方
両手の親指の腹を左右の人迎に垂直に当て、ゆっくりと息を吐きながら押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

喘息、喉の腫れ・痛み、嚥下困難、前頭部の痛み、めまいなど


1.胸のつかえを取り除き、喘息の症状を緩和させる作用があります。

2.局所作用として、喉の腫れ・痛み、嚥下困難などの症状を緩和させる作用があります。

3.胃経は前頭部を巡っていますが、人迎は胃の熱が上昇して起こる前頭部の痛み、めまいを緩和させる作用があります。

【豆知識】
1.総頸動脈は、心臓から脳へ血液を送る首の左右にある太い血管です。喉ぼとけの少し外側、胸鎖乳突筋の内側で動脈の拍動を触れることができます。

2.高血圧症の治療として用いられるツボとしては、人迎、風池(ふうち)天柱(てんちゅう)合谷(ごうこく)曲池(きょくち)などがあります。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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