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東洋医学

全身の生命力と繋がる不思議なツボ「神闕」。下痢や腹痛、脱肛、むくみに効きます

2026.06.05

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

神闕(しんけつ):任脈のツボ

ツボ名の由来

測り知れないところの変化を「神」といいます。「闕」は重要なところを指し、「闕」は原義は楼門、宮門を指しています。神闕はへその穴にあり、妊娠時はこれと臍帯とを通して胎児に全身くまなく栄養を送ります。また「神」の気が通る門戸とされており、その不可思議な変化は測り知れないので、神闕と名づけられています。

神闕(しんけつ):任脈のツボ

ツボの場所

へその中央

刺激の仕方
親指、または中指の腹をツボに当て、ゆっくり息を吐きながらツボを押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

下痢、腹痛、脱肛、浮腫(むくみ)など


1.脾の陽気を高める効能があり、脾の陽気が弱い陽虚体質によって起こる下痢、腹痛、脱肛などの症状を改善させる作用があります。

2.脾の陽気を高めて余分な水分を排出する効能があるので、脾の陽気が弱い陽虚体質によって起こるむくみを改善させる作用があります。

【豆知識】
1.「闕」は楼門を指していますが、楼門は日本では阿蘇神社、鹿島神宮などの歴史的な社寺に設けられており、神様や仏様がいらっしゃる神聖な場所の結界としての役割を果たしています。

2.神闕というツボは禁鍼穴(鍼を刺してはならないツボ)であり、治療においては「灸」が用いられます。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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