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東洋医学

大きな骨の意味を持つ「京骨」は小児のひきつけやてんかん、坐骨神経痛や捻挫に奏効

2026.05.17

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

京骨(けいこつ):膀胱経のツボ

ツボ名の由来

「京」には大きいという意味があります。「京骨」という骨は、足の外側の大きな骨を指し、つまり第5中足骨のことです。京骨というツボは、第5中足骨の前下方にあることから、京骨と名づけられています。

京骨(けいこつ):膀胱経のツボ

ツボの場所

足の外側、第5中足骨粗面(下部の「豆知識」を参照)の下方で赤白肉際(せきはくにくさい・皮膚の色が変わる境目)

刺激の仕方
人差し指、または中指の腹を京骨に垂直に当て、ゆっくり息を吐きながら少し強めにツボを押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを左右同時に5回繰り返しましょう。

効能・作用

小児のひきつけ、てんかん、後頭部の痛み、坐骨神経痛、足背部の痛み、捻挫など


1.心を穏やかにして精神を安定させる効能と、筋を緩めて伸ばす効能があり、小児のひきつけ、てんかんなどの症状を緩和させる作用があります。

2.膀胱経の経絡の巡りをよくすることにより、膀胱経が巡っている後頭部の痛み、坐骨神経痛の太もも後面の痛みを緩和させる作用があります。

3.局所作用として、足背部の痛み、捻挫による腫れ・痛みを緩和させる作用があります。

【豆知識】
1.第5中足骨粗面は、足の小指の付け根から少しかかとよりにある骨の出っ張りのことです。

2.視力を回復させる効能があり、白内障による視力低下の改善を目的に用いられることがあります。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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