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東洋医学

尿の出が悪い、残尿感があるなどの排尿トラブルに効く「箕門」。鼠径部の痛みも緩和

2026.05.14

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

箕門(きもん):脾経のツボ

ツボ名の由来

「箕」は、座った状態で両膝を外に広げた姿、つまり股を開いた姿をいいます。このツボは大腿内側にあり、このツボを取るときに股を開いて取る姿勢から、箕門と名づけられています。


ツボの場所

太ももの内側、膝蓋骨(膝のお皿)の内側の上の角と衝門(しょうもん)を結ぶ線を3等分し、衝門から3分の1のところ。大腿動脈の拍動部

刺激の仕方

親指の腹を箕門に当て、垂直に10秒くらい押します。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

排尿困難、排尿時の痛み、陰嚢の湿疹、鼠径部の腫れ・痛みなど

1.脾の機能を高めて余分な水分を出す効能があり、排尿困難、陰嚢の湿疹などの症状を緩和させる作用があります。

2.局所作用として、鼠径部の腫れ・痛みを緩和させる作用があります。

【豆知識】
尿路感染症の排尿時の痛みの鍼治療では、箕門、然谷(ねんこく)行間(こうかん)が一緒に用いられることがあります。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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