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東洋医学

太もも前面にある「髀関」は、股関節痛のほか下半身のしびれや麻痺に奏効します

2026.05.05

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

髀関(ひかん):胃経のツボ

ツボ名の由来

昔は、大腿骨のことを「髀骨」と言っていました。このツボの「髀」は大腿骨を指しています。また動くところを「関」と言います。髀関というツボは、大腿骨の上端にあり、ここは股関節が動く部位にあることから、髀関と名づけられています。

髀関(ひかん):胃経のツボ

ツボの場所

太ももの前面で、大腿直筋と縫工筋、大腿筋膜張筋の近位部の間にあるくぼみ

刺激の仕方
患側(症状のある側)の親指の腹をツボに当て、垂直に10秒くらい押します。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

股関節の痛み、大腿部の痛み・萎縮、下肢の痛み、下肢の麻痺・しびれなど


1.局所作用として、股関節の痛み、大腿部の痛み・萎縮などの症状を緩和させる作用があります。

2.胃経の経絡の通りをよくして気血の巡りを改善することにより、下肢の痛み、下肢の麻痺・しびれなどの症状を緩和させる作用があります。

【豆知識】
下肢の麻痺の治療には、患側の髀関、環跳(かんちょう)、風市(ふうし)、伏兔(ふくと)、委中(いちゅう)足三里(あしさんり)陽陵泉(ようりょうせん)などが一緒に用いられます。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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