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東洋医学

せきや喘息、胸痛、のどのつかえを緩和する「紫宮」。乳房の腫れや痛みも軽くします

2026.04.17

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

紫宮(しきゅう):任脈のツボ

ツボ名の由来

「紫」は赤色のことであり、「宮」は中央を指します。このツボの内側(深いところ)には心があり、心の色は赤とされており、すなわち紫です。また五臓の心は「君主の官」とされており、君主は中央に君臨しています。紫宮というツボは、そういった場所に位置していることから、紫宮と名づけられています。

紫宮(しきゅう):任脈のツボ

ツボの場所

胸部の正中線上で、第2肋間の高さ

刺激の仕方
親指、または中指の腹を紫宮に垂直に当て、ゆっくりと息を吐きながら押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

せき、喘息、胸痛、乳房の腫れ・痛み、喉の痛み、喉の閉塞感など


1.胸のつかえを取り除き、胸の気の巡りを改善することにより、せき、喘息、胸痛などの症状を緩和させる作用があります。

2.紫宮は乳房の近くにあることから、局所作用として乳房の腫れ・痛みを緩和させる作用があります。

【豆知識】
喉の痛み、喉の閉塞感には、廉泉(れんせん)、天突(てんとつ)と一緒に用いると、症状を緩和させる作用があります。天突は胸骨の上端中央のくぼみ、廉泉は喉ぼとけの上のほうにあるくぼみに取ります。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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