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東洋医学

片頭痛や首のこわばり、腕の痛みに効く「消濼」。古代には糖尿病治療に用いられた説も

2026.04.15

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

消濼(しょうれき):三焦経のツボ

ツボ名の由来

「消」は、退かせる、消散させるという意味があり、「濼」は泊と同義で、ここでは水が停泊する、とどまることをいいます。消濼というツボは、とどまった水を退かせる、消散させる作用があることから、消濼と名づけられています。

消濼(しょうれき):三焦経のツボ

ツボの場所

臑会(じゅえ・下部の「豆知識」1を参照)と清冷淵(せいれいえん・下部の「豆知識」2を参照)を結ぶ線上の中点

刺激の仕方
患側(症状のある側)の消濼に、反対の手の中指の腹を垂直に当て、ゆっくり息を吐きながら押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

片頭痛、側頚部のこわばり・痛み、腕の痛みなど


1.三焦経が巡っている側頭部、側頚部のこわばり・痛みを緩和させる作用があります。

2.局所作用として、腕の痛みを緩和させる作用があります

【豆知識】
1.臑会:上腕の外側で肘頭と肩髎(けんりょう)を結ぶ線上で、肩髎の下3寸。

2.清冷淵(せいれいえん):上腕の外側で肘関節を屈曲し肘頭の直上2寸、つまり天井(てんせい)の上1寸。

3.消渇(しょうかち)の特効穴であることから、消濼と名づけられたとする説もあります。消渇とは、現在の糖尿病に類似した古代の病のことです。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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