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東洋医学

「申脈」が気持ちを落ち着かせて頭痛や不眠を改善。腰痛や関節の痛みも和らげます

2026.04.10

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

申脈(しんみゃく):膀胱経のツボ

ツボ名の由来

「申」は伸と同じ意味であり、「脈」は血脈、筋脈〔筋(すじ)のこと〕を指しています。このツボには筋を伸ばし、腰の動きをなめらかにする作用があり、鍼を刺すと血脈の流れがよくなり筋脈がのびやかになることから、申脈と名づけられています。

申脈(しんみゃく):膀胱経のツボ

ツボの場所

外くるぶしの直下のくぼみ

刺激の仕方
中指の腹で垂直に申脈を押さえながら足首をゆっくり上下に10回くらい動かします。これを3回繰り返しましょう。腰痛、足関節の痛みには、患側(症状がある側)の申脈を同じように刺激しましょう。

効能・作用

精神不安、てんかん、不眠、頭痛、目の充血・痛み、腰痛、足関節の痛みなど


1.心を穏やかにして精神を安定させる効能や、けいれんを緩和させる効能があるので、精神不安、てんかん、不眠などの症状を緩和させる作用があります。

2.膀胱経は頭、目、腰に分布しており、申脈は膀胱経のツボの中でも頭痛、目の充血・痛み、腰痛などの症状を緩和させる作用があります。

3.局所作用として、足関節の痛みを緩和させる作用があります。

【豆知識】
申脈は後溪(こうけい)と一緒に用いると、精神を安定させる作用が高まるため、精神不安、てんかんの治療に一緒に用いられています。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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