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東洋医学

言語障害の治療に用いる「廉泉」。舌や喉の違和感、飲み込みにくさも緩和します

2026.03.30

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

廉泉(れんせん):任脈のツボ

ツボ名の由来

「廉」は角を指し、喉頭、舌骨を指しています。そして「泉」は、地中から自然に湧き出る水を形容したものです。廉泉は喉頭隆起(のどぼとけ)の上方、舌骨の上のくぼみにあり、内側には舌根(舌の付け根)があり、津液(東洋医学で血液以外の体内の水分を指す)が泉のように絶え間なくあふれることから、廉泉と名づけられています。

廉泉(れんせん):任脈のツボ

ツボの場所

喉頭隆起の上方、舌骨の上のくぼみ

刺激の仕方
人差し指、または中指の腹をツボに当て、10秒くらい垂直に押します。これを3回繰り返しましょう。

効能・作用

舌下の腫れ・痛み、舌のこわばり、言語障害、嚥下困難、急性の失声症など


局所作用として廉泉には、舌下の腫れを抑えて痛みを止める作用、舌のこわばりを緩める作用があります。また喉の調子を整えることにより、言語障害、嚥下困難、急性の失声症などの症状を緩和させる作用があります。

【豆知識】
言語障害の治療には、廉泉と通里(つうり)が一緒に用いられます。この場合、通里を刺激しながら発語訓練を行います。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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