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東洋医学

古くから黄疸治療に用いられた「至陽」。せき、喘息、胃痛、胸やけにも奏効します

2026.03.09

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

至陽(しよう):督脈のツボ

ツボ名の由来

「至」は至ることを指し、「陽」はここでは背部を指しています。上背部は「陽中の陽」と言われており、至陽というツボは第7胸椎の下にあり、このツボの上からは陽の部位(上背部)に至ることから、至陽と名づけられています。

至陽(しよう):督脈のツボ

ツボの場所

背部の正中線上で、第7胸椎棘突起(きょくとっき)の下のくぼみ。両側の肩甲骨の下の角を結ぶ線と脊柱との交点が、第7胸椎棘突起に当たります。

刺激の仕方
人差し指または親指の腹をツボに垂直に当て、ゆっくり息を吐いているときに押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。自分では押しにくいので、誰かに押してもらうとよいでしょう。

効能・作用

せき、喘息、胃痛、胸やけ、黄疸、背部のこわばりなど


1.至陽のツボの上部には肺があり、下部には胃があります。局部と周囲に対する効能として、せき、喘息、胃痛、胸やけなどの症状を緩和させる作用があります。

2.局所作用として、背部のこわばりを緩和させる作用があります。

【豆知識】
至陽は古来、黄疸を改善する作用があるとされています。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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