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東洋医学

エネルギーを補い生命力を高めるツボ「命門」。月経痛や夜間頻尿、下痢の悩みに

2026.03.04

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

命門(めいもん):督脈のツボ

ツボ名の由来

このツボは、生命の重要な門戸であることから、命門と名づけられています。


ツボの場所

腰部、体の後面の正中線上で、第2腰椎棘突起(きょくとっき)の下にあるくぼみ。ヤコビー線(左右の腰骨の最も高い位置を結んだ線)と脊柱との交点が第4腰椎棘突起に当たります。そこから2つ上の棘突起の下のくぼみに命門を取ります。

刺激の仕方

人差し指または親指の腹をツボに垂直に当て、ゆっくり息を吐いているときに押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。自分では押しにくいので、誰かに押してもらうとよいでしょう。

効能・作用

月経痛、おりもの、インポテンツ、尿もれ、夜間の頻尿、慢性の下痢など

体のエネルギーである陽を補う「補陽」の効能と、腎の機能を高める「補腎」の効能があるので、陽虚体質(ようきょたいしつ・下部の「豆知識」を参照)により冷え症状を伴って起こる上記の生殖器系、泌尿器系、消化器系の諸症状を緩和させる作用があります。

【豆知識】
陽虚体質:体のエネルギーである陽が不足して体の熱が足りず、体の内外がいつも冷えている状態です。この体質の人には、手足の冷え、腰やお腹の冷え、寒がり、息切れ、倦怠感、無力感、疲れやすいといった症状などが現れます。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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