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東洋医学

月経不順やおりものの悩みに用いる「腰陽関」。腰痛をピンポイントで軽減する働きも

2026.03.03

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

腰陽関(こしようかん):督脈のツボ

ツボ名の由来

腰陽関の上には命門(めいもん)というツボがあり、命門は元陽(陽気の元=根源)があるところです。腰陽関は、陽気が通行する「関」(関所)であることから、腰陽関と名づけられています。

腰陽関(こしようかん):督脈のツボ

ツボの場所

腰部、体の後面の正中線上で、第4腰椎棘突起(きょくとっき。下部の「豆知識」を参照)の下にあるくぼみ。ヤコビー線(左右の腰骨の最も高い位置を結んだ線)と脊柱との交点が第4腰椎棘突起にあたります。

刺激の仕方
左の中指の腹をツボに当て、右の中指をその上に置きます。ゆっくりと息を吐きながら両手の中指でツボを押さえていき、息を吸うときに指を戻します。これを5回繰り返しましょう。ツボを押さえながら、腰を前後に動かしてもいいです。

効能・作用

月経不順、おりもの、インポテンツ、腰仙部の痛みなど


1.このツボへの刺激は生殖器系に伝わることによって、月経不順、インポテンツを改善する作用があります。

2.局所作用として、腰仙部の痛みを緩和させる作用があります

【豆知識】
1.棘突起:背骨の真ん中を触ったときにボコボコと感じられる突き出た骨のことです。

2.腰陽関には、体を温める効能——体のエネルギーである陽を補う「補陽」の効能もあるので、上記の諸症状で冷え症状を伴うものの治療にも用いることができます。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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