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東洋医学

肩や背中の痛みや五十肩、腕の痛みがつらいときは「臑会」のツボ押しを試して

2026.02.21

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

臑会(じゅえ):三焦経のツボ

ツボ名の由来

上腕を「臑」といいます。臑会というツボは、上腕で手の少陽経と陽維脈(よういみゃく)が会合するところであることから、臑会と名づけられています。

臑会(じゅえ):三焦経のツボ

ツボの場所

まっすぐに座って肩をだらりと垂らし、肩の後ろ側にある肩髎(けんりょう)という三焦経のツボの下3寸、三角筋の後縁のくぼみ

刺激の仕方
左が患側(症状がある側)の場合は、右の中指の腹で左の臑会を押さえ、左の肩を10cmくらいの幅でゆっくり上下左右に10秒くらい動かします。これを3回繰り返しましょう。右が患側の場合は、左の中指の腹で同じように行います。

効能・作用

肩甲部の痛み、五十肩、上肢の痛み・しびれなど


局所作用として、肩甲部の痛み、五十肩、上肢の痛み・しびれなどの症状を緩和させる作用があります。

【豆知識】
1.肩関節疾患を治療する際には、肩周囲にある肩髃(けんぐう)肩髎(けんりょう)肩貞(けんてい)と一緒に用いられています。

2.六臓六腑につながっている十二本の経絡を、十二正経(じゅうにせいけい)といいます。その他に、臓腑とつながっていない八本の経絡を、奇経八脈(きけいはちみゃく)といいます。陽維脈は、奇経八脈の一つです。

ツボ取りに役立つ「同身寸法」
親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。


ツボの探し方としては、ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す「同身寸法」という方法が適しています。“自分の体は自分で測る”という考え方で、体格差などから一律に「cm」で表せないツボの位置も、同身寸法なら測ることができます。この連載では、しばしば「へその上3寸」といった表現が出てきますが、その際には上記の「同身寸法」を用いてツボを取ってみてください。

文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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