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東洋医学

顔面痛や顎関節症、歯痛の治療に用いられる「下関」。耳鳴りや難聴を緩和する働きも

2026.02.14

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

下関(げかん):胃経のツボ

ツボ名の由来

「関」は機関を意味し、下関というツボがちょうど下顎骨のある関節の部位にあり、ここが下顎骨を動かす機関(仕掛け、仕組み)であることから、下関と名づけられています。

下関(げかん):胃経のツボ

ツボの場所

頬骨弓(顔の頬で真横に弓状になった骨)のほぼ中央の下端にあるくぼみ

刺激の仕方
人差し指または中指を左右のツボに垂直に当て、指の腹で10秒くらい軽く押します。これを左右同時に3回~5回繰り返しましょう。

効能・作用

顔面痛、歯痛、顎関節症、耳鳴り、難聴など


1.局所作用として、顔面痛、歯痛、顎関節症の症状を緩和させる作用があります。

2.耳の聞こえをよくする効能があり、耳鳴り、難聴を緩和させる作用があります。

【豆知識】
1.顎関節症で口を大きく開けられない開口障害には、下関とともに合谷(ごうこく)を一緒に用いるとよいでしょう。

2.下関というツボを取るときには、口を閉じて取ります。口を開くと、頬骨弓と下顎切痕との間のくぼみがなくなり、下関を取ることができなくなります。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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