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東洋医学

風邪や頭痛の症状によく使われる「外関」は、邪気を追い出し熱を冷ますツボです

2026.02.09

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

外関(がいかん):三焦経

ツボ名の由来

前腕の伸筋側は、「外」側であり、手首(手根部)から上って外関というツボまでの様子は、ちょうど「関」門のようでもあることから、外関と名づけられています。また外関というツボ名は、内関(ないかん)というツボ名に対応させて名づけられています。

外関(がいかん):三焦経

ツボの場所

手首の背側の横じまのように入るしわ(横紋)の上2寸、2本の骨(尺骨と橈骨)の間

刺激の仕方
右手の人差し指または中指の腹を左の外関に当て、垂直に3呼吸ほど押します。これを3回繰り返しましょう。右の外関は左手の指で同様に押します。ツボを軽く押しながら、手首を軽く上下に動かしてもよいです。

効能・作用

感冒、頭痛、耳鳴り、目の充血、寝違え、手のふるえ、健寿など


1.体表の邪気を追い出す効能があり、感冒、頭痛の治療によく用いられています。

2.三焦経は耳や目に巡っており、熱を冷まして炎症を抑える効能があるので、炎症による耳鳴り、目の充血を緩和させる作用があります。

3.三焦経は首の外側を巡っているので、外関は首の外側の寝違えの症状を緩和させる作用があります。

4.局所作用として、手のふるえを緩和させる作用があります。

【豆知識】
1.感冒による発熱の治療に外関を用いる場合は、大椎(だいつい)、曲池(きょくち)、合谷(ごうこく)などと一緒に用いられます。

2.外関は、「健寿6穴」の1つとされています。

ツボ取りに役立つ「同身寸法」
親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。


ツボの探し方としては、ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す「同身寸法」という方法が適しています。“自分の体は自分で測る”という考え方で、体格差などから一律に「cm」で表せないツボの位置も、同身寸法なら測ることができます。この連載では、しばしば「へその上3寸」といった表現が出てきますが、その際には上記の「同身寸法」を用いてツボを取ってみてください。

文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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