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東洋医学

心配事や動悸があるときは「曲沢」のツボ押しを。胃痛や嘔吐などにも効果があります

2026.02.01

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

曲沢(きょくたく):心包経のツボ

ツボ名の由来

「曲」は湾曲を指し、「沢」は沼沢(しょうたく:沼と沢)のことで、池に比べて浅くて広いものを指します。曲沢というツボは、肘を湾曲させたところにあり、形が浅い池に似ており、肘を少し曲げるとツボを取ることができることから、曲沢と名づけられています。

曲沢(きょくたく):心包経のツボ

ツボの場所

肘の横じま(肘窩横紋・ちゅうかおうもん)の上で、かたい筋(上腕二頭筋腱)の内側のくぼみ。手のひらを上にして肘を少し曲げてツボを取ります。

刺激の仕方
手のひらを上にして肘を少し曲げ、反対側の親指の腹で垂直にツボを押さえます。ツボを押さえたまま、肘をゆっくり上下に5回動かします。これを3回繰り返しましょう。左右のツボを同じようにやってみましょう。

効能・作用

心痛、動悸、胃痛、嘔吐、肘の内側の痛み、上肢のふるえなど


1.心包は、心を包む膜であり、心の病である心痛や動悸を緩和させる作用があります。

2.胃の機能を改善して、上がった胃の気を下降させる効能があり、胃痛や嘔吐を緩和させる作用があります。

3.局所作用として、肘の内側の痛み、上肢のふるえを緩和させる作用があります。

【豆知識】
肘の内側の痛みを緩和させる場合は、曲沢を押さえながら肘を時計回りと反時計回りに少しグルグルと回すとよいでしょう。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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