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東洋医学

風邪による頭痛や首のこわばり、鼻炎を緩和する「風府」。脳血管障害の後遺症改善に使われることも

2026.01.30

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

風府(ふうふ):督脈のツボ

ツボ名の由来

「風」は風邪(ふうじゃ)を指し、「府」は集まるところを指します。風府というツボの場所は、風邪が侵入して集まる場所であり、またすべての風邪(かぜ)による症状を治療することから、風府と名づけられています。

風府(ふうふ):督脈のツボ

ツボの場所

後ろ髪の生え際の正中線上で、後頭部のほぼ中央にある骨の出っ張り(外後頭隆起)の直下のくぼみ

刺激の仕方
あごを少し上げ、中指の腹を風府に垂直に当て、10秒くらい押さえます。これを5回繰り返しましょう。

効能・作用

頭痛、鼻づまり、喉の腫れ・痛み、項部(うなじ)のこわばりなど


1.感冒の原因である風邪(ふうじゃ)を取り除く効能があるので、感冒による頭痛、鼻づまり、喉の腫れ・痛みを緩和させる作用があります。

2.局所作用として、風府が位置する部位であるうなじのこわばりを緩和させる作用があります。

【豆知識】
風府は、脳血管障害による言語障害の改善を目的に用いられることもあります。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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