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東洋医学

不安感や不眠、動悸など精神的な悩みには「少海」。腕のしびれに効く局所作用も

2026.01.14

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

少海(しょうかい):心経のツボ

ツボ名の由来

「少」は、少海が所属する手の少陰心経のことを指しています。少海は心経の合穴(下部の「豆知識」を参照)であり、合穴は「水(気血)が川から海に帰るところ」であることから、少海と名づけられています。

少海(しょうかい):心経のツボ

ツボの場所

肘を最大限曲げたときに肘内側にできる横紋(横じまのようなしわ)の端のくぼみ

刺激の仕方
手のひらを上にして肘を少し曲げ、反対側の親指の腹で垂直に少海を押さえます。少海を押さえたまま、肘をゆっくり前後に5回動かします。これを3回繰り返しましょう。左右の少海を同じようにやってみましょう。

効能・作用

心痛、動悸、不眠、健忘、肘の痛み、手や腕のしびれなど


1.心の部位の気の巡りをよくすることにより、心痛や動悸を緩和させる作用があります。

2.心を穏やかにして精神を安定させることにより、不眠、健忘を改善する作用があります。

3.局所作用により、肘の痛みを緩和させる作用があります。

4.心経の経絡の通りをよくすることにより、心経が巡っている手や腕のしびれを緩和させる作用があります。

【豆知識】
古代では十二経の気血の流れは、まるで湧き水が次第に大きくなり、川となり、最後には大海原に帰っていくさまにたとえられています。具体的には、「井穴(せいけつ)は出るところ、滎穴(えいけつ)は留まるところ、輸穴(ゆけつ)は注ぐところ、経穴(けいけつ)は行くところ、合穴(ごうけつ)は帰るところ」としています。少海は、心経の合穴です。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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