• TOP
  • 健康
  • 東洋医学
  • 肩を正しい状態に回復させるツボ「肩貞」。肩甲骨まわりの痛みや五十肩に用います

東洋医学

肩を正しい状態に回復させるツボ「肩貞」。肩甲骨まわりの痛みや五十肩に用います

2026.01.09

  • facebook
  • line
  • twitter

不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

肩貞(けんてい):小腸経のツボ

ツボ名の由来

「肩」は肩部のことであり、「貞」は正しいことを意味しています。肩貞というツボは、肩を正しい状態に回復させる作用があることから、肩貞と名づけられています。

肩貞(けんてい):小腸経のツボ

ツボの場所

肩関節の後方にあり、上腕を脇につけたとき、脇の後方にできる横じまのようなしわ(腋窩横紋)の端の上方1寸のところ

刺激の仕方
左が患側(症状がある側)の場合は、右の中指の腹で左の肩貞を押さえ、左の肩を10cmくらいの幅でゆっくり上下左右に10秒くらい動かしましょう。右が患側の場合は、左の中指の腹で同じように行ってください。

効能・作用

肩甲部の痛み、五十肩、手や腕の痛み・しびれなど


1.局所作用として、肩甲部の痛み、五十肩の症状を緩和させる作用があります。

2.小腸経の経絡の巡りをよくすることにより、手や腕の場所の痛みやしびれを緩和させる作用があります。

【豆知識】
小腸経は耳の中につながっており、肩貞は耳の聞こえを改善する効能があるので、耳鳴り、難聴の症状を緩和させる作用があります。現存する最古の鍼灸医学書である『鍼灸甲乙経』には、肩貞を耳の近くにある完骨(かんこつ)というツボと一緒に用いるとよいとされています。

ツボ取りに役立つ「同身寸法」
親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。


ツボの探し方としては、ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す「同身寸法」という方法が適しています。“自分の体は自分で測る”という考え方で、体格差などから一律に「cm」で表せないツボの位置も、同身寸法なら測ることができます。この連載では、しばしば「へその上3寸」といった表現が出てきますが、その際には上記の「同身寸法」を用いてツボを取ってみてください。

文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 01 / 10

他の星座を見る

Keyword

注目キーワード

Pick up

注目記事
12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 01 / 10

他の星座を見る