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東洋医学

腕や肩の痛み、難聴、目の充血も緩和する「中渚」。幻の臓器と関係があります

2025.12.03

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不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。健康の土台作りに、不調改善に、1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。連載一覧はこちら>>

中渚(ちゅうしょ):三焦経のツボ

ツボ名の由来

水中の砂州を「渚」といいます。中渚というツボが、ちょうど二つの骨(第4中手骨と第5中手骨)の間で中州のような場所にあることから、「中渚」と名づけられています。

中渚(ちゅうしょ):三焦経のツボ

ツボの場所

第4中手骨と第5中手骨の間で、第4中手指節関節の上のくぼみ

刺激の仕方
人差し指の腹で垂直に10秒くらい押し、左右それぞれ3回繰り返しましょう。

効能・作用

上肢外側の痛み、肩外側の痛み、寝違え、片頭痛、喉の腫れや痛み、難聴、目の充血など


1.中渚が所属する経絡のルートである上肢の外側・肩の外側・首の外側・側頭部に起こる痛みを緩和させる作用があります。

2.体内の熱を冷ますことにより、喉の腫れや痛みを緩和させる作用があります。さらに耳の聞こえをよくしたり、目の充血を改善させる作用もあります。

【豆知識】
中渚は三焦経という経絡上のツボですが、三焦は古くから「名前ありて形なし」と言われている幻の臓器です。「臓器と臓器の間にある隙間」ではないだろうかとされています。気と水が巡る通路として、臨床的には活用されています。
文/兵頭 明 Akira Hyodo
学校法人衛生学園(東京衛生学園、神奈川衛生学園)中医学教育臨床支援センター長、天津中医薬大学客員教授、神奈川歯科大学特任教授。1982年、北京中医薬大学卒業。中医学の真髄を広く日本に普及・啓蒙するため、『鍼灸医学大辞典』(医歯薬出版)、『針灸経穴辞典』(東洋学術出版社)、『経絡・ツボの教科書』(新星出版社)など著書・訳書は30数冊にのぼる。現在は、「医療・介護・鍼灸」3分野連携による認知症対策プロジェクトを展開している。
https://old.gto.ac.jp/tc_med

イラスト/ミヤジュンコ

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